第18話 じゃいけん‥ちょきいいい

ぴぴ~ぴ~(なんだが 力がはいるね)と小鳥さんことエイル

「そうだな~」とこちらは全然、ぼ~として、力の入ってないアーシュ 

指先を細かく動かしなにやら作っている。


 小鳥さんの頭にポンと、何か乗せる。「ピイ?」


クローバーのお花で作った 花冠

(小鳥さん用サイズ 人間の指輪ほどの大きさ)


「お手並み拝見! だめ、なら街に捜しに行く」とアーシュ

「?」 と小鳥(エイル)


「あの巨大猫!毛に埋もれてるが花飾りのついたリボンをしてる。

 飼い猫というわけ!何かありそうだ….」


ちょき!!


あっちは パー


勝った ふっ!


「さあ よこすだワン!!」 とわん子さんは

 まるで悪役のごとく じりじりと迫り来る。

ひきつり、怯え 「いや!いや! NO!」と

首を左右に振る巨大なニャーこと巨大猫!


そこへ 力なく震える、か細い 女の子の声 

「スージャああ~ どこ?」 近づく

髪を編んだ6,7才ほどの少女


よろけて、あ、たおれたワン!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る