第14話 巨大にやーとの遭遇

巨大ニヤーとの遭遇


が、わずかな差で、

銀のラベンダーはワン子さんより

ふた周りは大きい巨大な銀トラ模様の大猫に奪われてしまった!!


「待て!待て待て!」「そこの巨大なニャー!!」

「う~んん」と振り返ると、にやりと笑い ワン子さんを睨み威圧する!


でかい大猫だワン!



「う!」いかん ここで負けてはあかん あかんのだワン!!


脳裏に浮かぶのは 淡い薄紅色の花のようなお姫さまことエイルさん!


 優しく笑いかける薄茶と空の青の色違いの瞳(オッドアイ)、すんなり長い手足

緩やかなウエーブのかかった金のはちみつ色の髪が風にゆれる


「わん子さん」甘いスイートのような響きの声 えへへへ でれ~

「何やってる?」いつの間にか後ろに立っているのは…


つり目をさらに吊り上げワン子さんを睨む

目つきの悪さも性格も問題ありのアーシュさん

なんだか、アーシュさんの後ろの背景には ブラックホールがあるみたい

ううう ちょっと甘い夢に浸ってたのに ひどい!!ワン!


なんで、エイルさん アーシュさんがいいんだあああ~(泣)

「? どいてろ! 俺がかたずける!」


ピピっと鳴きながら小鳥さんになった エイルさんも来てきた


エイルさん、エルトニア姫さん….

僕が薬ビンを落として その薬がかかった為に

 小鳥さんになってしまったワン!


「いいえ アーシュさん 僕が、がんばります!! 

どいててくださいワン!」


きょとんとしたアーシュさん  ……

おし!いい感じだああワン!(本当か?)

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