小説の書き方初歩
夏川 俊
第1話、はじめに
とある読者の方から提案を受けました。
「 夏川さんなりの、小説の書き方講座をお願い出来ますか? 」
……う~ん……
ソレを発表すると、『 豪気な方 』がご登場されて来て、また応援メッセージ欄・近況ノートが炎上するんじゃないでしょうか?
そもそも、『 辛口の応援メッセージ 』ならともかく、『 応援 』であるべきコーナーに、明らかな批評・酷評に相当する書き込みって、常識的にどうなんでしょうね。
…まあ、主張したい事や『 反論 』がある人は、書き込む場所がドコであれ、お構い無しです。 以前、発表した創作論『 異世界モノ、ちょっと斬ってみた件について 』の時は、返信・お礼・説明・追記・反論の作業が終息に至るまで、実に、半年間を費やしました。
「 あくまで、1つの意見です 」と繰り返し申し上げているにも関わらず、今でも時々、「 偏見的な記述だ 」と、『 酷評 』が届く事があります。 そう、『 応援メッセージ 』欄に……
また、重箱の隅を楊枝で突くように「 例題が、現実にほど遠い 」と言われる方もみえます。
…あのですね……
説明に便利なようにと思い、取り急ぎ、用意した『 例題 』です。 当然、完璧な文章ではありません。 すると、「 簡単な例文であっても、疎かに作文するとは残念だ 」と、揚げ足取りのように言われました。
ハッキリ申し上げて、主旨とは違う部分にまで、あれこれコメントされるのは、もうこりごりです……
確かに、取り急ぎ、作文した例題ではありますが、安易な気持ちで作文した事など、発表した創作論以外でも、私は一度もありません。
「 描写や、表現への批評じゃなく、初歩的な書き方に特化した内容のものをお願いしたいのです 」
過去の経緯をお話ししたら、上記のような内容の追記を頂きました。
……つまり、『 書き方講義 』のようなモノでしょうかね?
まあ、それなら良いでしょうか……
先の創作論でも、情景描写や状況描写の手法を、私なりの解釈で論じさせて頂きましたが、要は、それ以前の話のようです。 初めて、創作を手掛けるようになった人向け… とか。
しかし、創作を始める方って… それなりの文章力をお持ちか、ご理解されていらっしゃる、と思うのですが……
つまりところ、基本の基本ってトコの講義を希望されている、と理解させて頂いて宜しいのでしょうかね?
…分かりました。 言葉を選び、最善の表記でやってみましょう。
ただし、私個人が認識している『 常識 』の範囲で、です。
この『 常識 』も、人によって認知の範囲が違いますから、その点の周知、宜しくお願い致しますね。
尚、ご自身の書き方が「 最良かつ、完璧だ 」と思われておられる方… ここで『 ご退室 』下さい。 「 どんな事を、ほざいているのかな? 」と、興味津々の方も、ここから先は、ご遠慮頂きたいと存じます。
なぜなら……
『 暗黙のルール 』を講義させて頂くからです。
一般的とされる書き方に基づき、解説させて頂くつもりですが、当然、『 他の書き方 』も存在致します。 それなりの執筆歴があり、尚且つ、『 その他の書き方 』を踏襲されておられる方にとっては、「 ちょ… 俺は、そんな書き方しないぜ? 」と憤慨される事でしょう。 コメント → 無益な炎上へ、と連鎖致します。 それは、私が望むところではありません。 『 受講 』される方も、書き方は色々とある旨を、何卒、ご周知下さいね。
では、始めさせて頂きます。
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