第44話 バッチがほしかった。(ミサゴほか)※宣伝あり
休日の日曜日。
晴れていて、気温もちょうどいい。最高のバードウォッチング日和です。
外からは小鳥たちのさえずりが聞こえてきます。まるで私を誘っているようです。青空の下、今回はどんな鳥に出会えるのか。想像しただけで、ワクワクが止まりませんね。
「バードウォッチング……、行きたくない……」
鳥たちに囲まれる夢を妄想しつつ、私は布団の中に潜り込んでおりました。
「眠い。というか今日は明日開催の推しメンコンテストに出す作品推敲しなきゃいけないし、でも眠いからやりたくないし、ニチアサ観たからもう今日はいいと思ってるし、洗濯もしなきゃいけないし、でも鳥は見たいし、小説書かなきゃいけないし、積読もたまってるし、でも眠いし、なにもやりたくないよーーー」
……こういう時、ありません?
そんなこんなで午前中をグダグダ過ごし、午後になって、ようやく起き上がることができました。
「鳥、見に行かなきゃ……!(使命感)」
今回、怠惰な私をバードウォッチングへ行かせたのは、理由があります。
私の使っているスマホアプリ「野鳥図鑑」。こちらは見られた鳥を登録して楽しむアプリなのですが、登録した鳥の種類や回数に応じてバッチがもらえるのです。その中で、「今月のミッション」というのが毎月ありまして、その今月もらえるバッチが、なんとカワセミだったのです!
これはほしい! そしてミッション内容は、今月見つけた鳥をのべ30羽にすること。今月は今までにのべ25羽登録したので、あと5羽、見つけにいかねばなりません。
そんなこんなで、バッチもほしさに、いつものコースへバードウォッチング出発です。
「これ、バードウォッチング行ったら、すぐエッセイ書くから、新作を推敲する時間なくなるな……」
というわけで、今回はハイライトで行かせてもらいます!
田んぼ道を歩いていると、前方にある川のほうへ鳥っぽいなにかが飛び込んでいくのが見えました。カメラを構えて待っていると、離れた木の枝に飛び上がってとまる一羽の鳥を発見。あれは……。
「ミサゴだ!」
本エッセイでは常連のミサゴ。いつもは上空を飛んでいたり、海辺の野鳥公園にいたりするところを観察していましたが、今回は初めて川にいる姿を見ることができました。
川の魚を狙っていたのでしょう。川にはよく大物のコイなどが泳いでいます。あれを食べたら満腹になるだろうな。
などと思いながら、木の枝にとまるミサゴを離れた場所からカメラで撮ります。
「めっちゃこっち見てる……」
鋭い眼光に耐えかねて、あまり深追いはせずに先へ進みました。
今回も、稲刈りをしている農家さんがいましたが、その上空にたくさんのツバメやスズメが群がっていました。農家さん、いいなぁ……。と、羨望の眼差しを向けながら歩いていきます。
帰り道、最後に見つけたのは、ハシボソガラスでした。道をトコトコと歩いて、時折、茂みを覗き込みます。明らかになにかを探している様子。
なんかないかな~。トコトコ。なんかないかな~。トコトコ。
可愛い。
ふりふりと尾羽を振りながら歩く後ろ姿を撮ることができました。
最初はちょっとやる気が出なかったですが、今回も鳥たちの生き生きとした姿を観察することができて、楽しいバードウォッチングでした。
あっ、そして無事に、アプリのバッチも手に入れることができましたー!
めでたしめでたし。
《今回見られた鳥》
・スズメ
・ツバメ
・セグロセキレイ
・ハクセキレイ
・ミサゴ
・トビ
・キジバト
・アオサギ
・ハシボソガラス
以上9種。
《今回撮れた写真》
・ミサゴ
https://twitter.com/miyakusa_h/status/1573939759633686528
・ハシボソガラス
https://twitter.com/miyakusa_h/status/1573915504141475840
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