第二期 ~極めろ、その道を!~
第41話 バードウォッチング再開!(ダイサギ)
お盆も過ぎ、暑さも和らいできた今日この頃。
久し振りに行くことにしました、バードウォッチング!
夏の間は長らくお休みしていたので、心機一転。エッセイも新章に突入させていただきました。書き方も、少し変えてみることにしましたよ。
これからも、お付き合いいただけたら幸いです。
では、今回もいつものコースで、レッツ、バードウォッチングです!
まずは家を出て、道路を渡り、舗装された田んぼ道を歩いていきます。ここらへんは、まだ民家が点在しているので、あまりカメラは向けません。
「今日は、どんな鳥に会えるかな~」
なんて思いながら、道を歩いていきます。
「あっ、田んぼの中で、なにかが動いてる!?」
と、思わずカメラを向けそうになりましたが、よく見たら草取りをしている農家さんでした。危ない危ない。
しばらく歩くと、両サイドに田んぼが広がってきました。実をつけた稲が垂れ下がっています。以前来た時はまだ青かったのに、いつのまにか、こんなに実っていたとは。秋の到来を感じました。
そんな田んぼの隅に一羽の鳥が舞い降りました。大きな白いサギ――ダイサギです。
ちなみに、白いサギは「シラサギ」と呼ばれ、おもに日本では、コサギ、チュウサギ、ダイサギの三種類が見られます。
コサギはシラサギの中で一番小さく、足指がくつしたを履いたように黄色くなっているのが特徴です。
チュウサギはシラサギの中で中くらいの大きさです。足は全体的に黒いです。一番大きなダイサギとの見分け方は、くちばしの付け根に注目。口角が目の下でとまるのが、チュウサギ。口角が目の後ろまできているのがダイサギ。つまり、より口裂けなのがダイサギです。
……と、図鑑には書いてありますが、野外で識別するのはなかなか難しいです。大きさの感覚がつかめれば良いのですが、それもまだできていません。なので、とりあえずまず足を見て、黄色かったらコサギ。黄色くなかったら、チュウサギかダイサギ。あとは写真を撮って、口を拡大して、確認することにしています。
白いサギはほかにも、クロサギの白色型(白いのに黒鷺!?)やチュウダイサギ(中と大のさらに中間!?)というややこしい鳥もいますが、そこまではまだわからないですね……。
なにはともあれ、今回、一羽目の鳥はダイサギでした。しかも飛んでいる瞬間の良い写真が撮れました。サギは体が大きくてゆっくりと飛ぶので、カメラに入りやすくて撮りやすい鳥のひとつです。
その後、しばらく歩いていくと、舗装されていない川沿いの道へ出ます。
田んぼにはアオサギがいました。振り返ると、さきほどのダイサギらしき鳥が飛んでいて、さらに後ろに、なにやら怪しい鳥が……。
カメラを向けてみます。カラス……にしては翼が長いような。トビ……にしては尾羽が丸っこいような。残念ながら遠すぎて、ぼやけた写真しか撮れませんでした。家に帰って、パソコンで画像編集して粗い写真をよく見てみましたが、たぶんミサゴ(?)かな。
さっき撮った鳥を気にしつつ、さらに道を進みます。川の上空では、ツバメが元気に飛び回っています。田んぼには、スズメの群れ。それらを見ながら歩いていくと、用水路と川の合流地点に到着します。
「カワセミ、いないかなー?」
なんて思いながら、川をキョロキョロと見回してみます。
用水路と川の合流地点には砂の盛り上がっている部分があって、そこでアオスジアゲハなどの蝶が吸水していました。それを見ていた、その時、視界の中を、青く小さな鳥が横切っていきました。
「カワセミだぁぁぁああああああーーーっ!!(注:心の声です。実際は叫んでません。)」
見えたのは一瞬。カワセミは用水路の中を飛んでいき、
実はここ、第二話で初めてカメラを手にして出掛けた時、カワセミに出会った場所でもあります。
思い出の場所でまたカワセミに出会えて、新たな始まりを感じました。
正直に言うと、三ヶ月ほど休んでいたので、私のバードウォッチング熱ももう冷めちゃうのかなと思っていたんですよ。しかし、外へ出て、鳥を見ているうちに、なっていました。鳥を見る「目」に。
今回上手く撮れた鳥はダイサギしかいませんでしたが、猛禽類やカワセミにも会えて、幸先の良いスタートだったと思います。
これからは、どんな鳥に出会えるのか。楽しみにしながら、バードウォッチングを続けていきたいと思います。
《今回出会えた鳥》
・ダイサギ
・アオサギ
・ミサゴ(?)
・ツバメ
・スズメ
・カワセミ
以上6種。
《今回撮れた写真》
・ダイサギ
https://twitter.com/miyakusa_h/status/1563824515498401793
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