　私は夏になると調子が良くなくなる。体がだるくなって、やる気がなくなる。いわゆる鬱の状態だ。

　薬は飲んでみるものの効かない。

　４、５日ひどかったが、今日やっと普通の状態に近くなった。

　その間にも、曲を書いたり、小説を書いたりはしていた。何もしなくなると、

　なぜ、調子が悪いのか。どうしたら良くなるのか。

　を、考えすぎて、余計に調子が悪くなるからだ。

　ある日、ずっと鬱が続いていたが、いきなり怒りが下から競り上がってくるのがわかり、物を投げて壊すイメージが頭に浮かんだ。

　このままでは、机の上のものを壊してしまう。何一つ壊していいものは、机に載ってはいない。

　慌てて机から離れ、部屋を出て、イライラを抑える薬を飲む。そして、違う部屋で葉巻を吸って、薬が効くのを待った。

　普通のことが普通にできない。

　だから障害者なのだが。

　穏やかな生活はいつになったら、訪れるのやら。子供たちのことも構ってあげられない。旦那や奥さんと話す機会も少なくなる。

　早く夏が終わってくれたらいいのにと、願うばかりである。

　2022年8月23日、火曜日

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