自殺について

 精神病の自殺は普通のそれとは違う。


 自分は死にたくないのに、自分を殺そうとするもう一人の自分がいる。それを止めることができなくなってしまう。


 私も一度なったが、


「このままでは、自分で自分を殺してしまう」


 と恐怖を覚えたものだ。


 慌てて病院へ駆け込んで、即閉鎖病棟に入院だった。


 普通の人のように迷いながら、自殺を考えるのではなく、止められなのだ。それは病気だから。


 だから、彼らに自殺はいけないと説いても、ただの綺麗事にしか過ぎない。


 そんなことを言う暇があるなら、手足を縛ってでも止めてくれ! と叫びたいのだ。


 私は神様やみんなのお陰で、今はこうして小説を書いたり音楽をやったりができている。感謝するべきだ。


 だが、発作的に自殺をする可能性がゼロではない。常に、自分が今どの位置にいるのか、入院が必要なのか、判断していく必要がある。


 最後に、精神病の自殺を止められる人間は、医者しかいない。一般の人には無理である。


 2022年7月8日、金曜日

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