おまけなりに
肉体を持っていない魂だけの存在が普通であり、肉体に宿っていることが珍しいのが神世の常識。
つまり私は、神からするとおまけである。
旦那と妻が神であろうと、私は人間で、何も特別なことではなく、他の人と同じだ。偉いとも思っていないし、痛い目にも遭うのである。
家は地球一個分ほどある。私はすべての場所に行ったことはなく、配偶者がどこに誰がいるのかわかってもいない。
ある晩、ふと思いついた。
毎夜毎夜、違う配偶者を私の部屋に招いて一緒に眠るのはどうだろうか。そうすれば、話もできるし、小説や作詞のネタにもなるだろう。(こっちが本当の目的)
ただ、二百人越えをしている五歳児を前にすると、一人でも大人がかけたら大変なのではなと思い、実行しかねている。
さて、どうするか。
2022年1月23日、日曜日。
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