哲学的な感想の言えないコですけれど、切ないなあと、でもかたつむり、君の夢は叶ったんだよと、伝えたいです。
蝸牛の気持ちに寄り添えるような描写から物語に引きこまれました。
海を目指す、と聞いてあれ、やばいのでは?と思いましたが、美談で終わらせずにこのラストを書ききられたことはお見事!と拍手したくなりました。
何だか人間世界でもこんなことは起きている気がします。
それだけに蝸牛が目指したかったもの、ラストの悲哀に共感できました。
心に残る素敵な物語でした。
こういう短編小説を読んでいると、秘められたモラルやメッセージを考察してしまいます。個人的に水が大好きな蝸牛が海を目指すことに少し皮肉を感じますね。もし人間で例えるなら、好きなことに執着してしまってとんでもない事をしてしまう……引き返せなくなってしまう、といった感じですかね。
現代でもアイドル世界、アニメ、宗教などで良く耳にしますが、この物語はその騒動をよく描かれています。
面白い作品をありがとうございます!
浸透圧……! 悲しい最期を迎えてしまいましたね💦
蟻さんとの会話が童話らしい語りで好みです。
カタツムリにとっては海の水であることが分からず、海に憧れたまま終わる──という最期が素敵だなぁと感じました。
トラックに轢かれたりせず、殻だけでも海にいけてよかったです。