異能子供達

@fukuro0320

第1話

アビリティチルドレン

〜神に選ばれた子供達〜

プロローグ

遥か昔

ある日、地上に神が降り立った。

神はそれぞれ自分の好きな国を決めそこに君臨した。

神々は、副産物として一つの災厄と一つの希望を落とした。それは強大で恐怖の魔物達、それは一握りの覚醒者達だった。

そして、また覚醒者が生まれようとしていた。これはそんな1人の子の物語。

 

            ~現代~


 とある田舎の村

「おーい春風(はると)もう出発の時間だぞ~」


「早くしないと入学式までに学校の寮に行けなくなるわよ」


「しかし、あいつもももう15歳か・・」


「早いわねぇ・・・

そんな会話をよそに

僕は慌てて朝食のパンを加えて家から飛び出した。

「父さん、母さん行ってきます!


この世界では15歳、高等部に入学と共に何かしらの能力が神によって授けられる。

もちろん全員が能力に目覚める訳ではない。

神に選ばれたた子のみだ。

選ばれた証として身体のどこかしらに

神の紋章、通称天紋(てんもん)が刻まれる。

そんな子を人々は~神に選ばれた子供達(アビリティチルドレン)~と呼んでいる。

能力が発現するのは、約1万人に1人能力に目覚めれば、その国の一般の人の5倍は裕福に人生を送れるぐらいには貴重なのだ。

「まさか私たちたちの子が神様に選ばれたとは驚きましたね」

「神ってやつは何を考えてるかわからんな」

「まあ、でもなんとかなるだろ、俺たちの子だ。

信じてやろう」 


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