作者の人にこそ読んで欲しいもの

Euphoria

第1話 面白い話がないので小説書いてみました系

 面白い話がないので小説書いてみましたと思って小説を書き始める人は多いんじゃないかと思います。このケースで書き始めた人ってあまり小説が読まれないタイプなのかなと思いました。その理由について書いていきます。


 話は変わりますが下記のことをイメージしてみてください。

 

 ■前提条件

  1.あなたの好きな食べ物がカレーだとします。

  2.あなたはお昼ご飯にカツカレーを食べました。


 ここで質問です。今からあなたは夕食を食べに行こうと飲食店が並ぶお店の方に向かいました。仮に4店舗お店があっていずれかに来店するとしたらどのお店に行きますか?


 ①カレー専門店

 ②料理の写真は飾られているが見たこともない料理

 ③メニューを見るとエビという名前が入っているが知らない料理


 上記の中で選ぶなら多分大体の人は①のカレー専門店を選ぶんじゃないでしょうか。見たことがないものや知らないのに食べに行く人はあんまりいないんじゃないでしょうか。さらに付け加えれば①のカレー専門店に行ってカレーがメニューになかったら食べずに帰る人もいるかもしれません。

 さて、話を戻しますが小説も同じだと思うんですよね。読者がファンタジー王道展開が好きなら王道展開を突き進む小説を読みたくて読む。つまり王道から外れない物語(=カレーの例であればカレーがメニューにある)であればそのまま読んでくれると思います。逆に王道展開じゃないと思われてしまえば読者が去っていきます。


 ここでタイトルの面白い話がないので小説書いてみましたについて考えてみます。このように考えている人はカレーの例で言うと②、③みたいな話もしくは①でも王道から外れた話を書こうとしているんだと思います。単純に人気作を作るなら①の話を王道展開で書くべきでしょう。

 でもそうやって書かれた作品は面白いけれどどこか似通った作品になってしまうので例え人気が出なくても自分の面白いと思う作品を作って欲しいですね。なぜ私がそう思うかというと新しいものって受け入れられずらいんですよね。しかも、読まれたとしても途中で読むのやめる人が多い作品になりがちだと思います。けれど諦めず新しい面白い分野や面白い展開の開拓して欲しいと願っています。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る