少女達の想いを重ねて…

第25話 ロックは叙勲を…?

 王城に呼び出されるロック。


 その頃、王城では密やかな? でもバレバレの動きがあった。


 王族の私室。

 ウィリス王太子の前に、項垂れて平伏している女性。

 レフィーナ王女の侍女リンダ。侍女シャーリィの命で兄たる王太子の動向を探っていて、ウィリスの護衛に捕まってしまう。

「やっぱり、何か企んでいると思っていたら」

 ウィリスにとって、レフィーナの行動はあまりにもお約束過ぎて、こうも予想通りに動くものか?と嘆いてもいた。


「お兄様」

 王太子の私室にやって来た少女。第1王女レムライナ。その表情を見て、ウィリスは見当がつく。

「フム。そっちにも来たか。リンダ、君達は帰ってレフィーナにつけ。護衛がこんなに散らばってどうするんだ!? 全く。私もレムライナもレフィーナの邪魔はしないよ。だからレフィーナの身の安全が最優先だ。王城の中だから何も無いとは思うけどね」

 引き下がる、レフィーナの侍女。

 ため息を付きつつ、顔を見合わせるウィリスとレムライナ。

「中々積極的ですわ。あの子、外に憧れていましたしね。同世代の冒険者。しかも英雄と言える活躍をした者です。ウフフ、私ですら憧れます。5つ位の年の差はそう珍しくもありませんのに、何故ロック様との婚約の話、私には来なかったのでしょう?」

「彼は年上を、やや苦手にしている…」

 アラン等回りからもだが、ロック本人からも聞いた気がする。


 長い金髪にライトグリーンの瞳。長身の伸びやかな肢体。16歳とは言え各国から婚約が引く手数多の美姫は少し不満げな表情を見せる。

「まぁ。ちょっと聞き捨てなりませんわね、それは」

「まぁ、何だ。レフィーナに話がいった時点で、レムライナの選択肢は無いだろ? そもそもお前にはエルフィール王国へ嫁ぐという話が来ていなかったか?」


 このルーセリアで人が住める大陸は3つ。

 今ロック達がいるのは、1番大きく世界の中央にあるミッドセリア大陸。エルフィール王国は、南にあるガルムセリア大陸の南半分を治める巨大な国土を有する農業国家である。特産物の半数がガルムセリアで、しかもエルフィール王国でしか栽培出来ない果実であり、1番の輸出品がワインとなっている為王国も国民もかなり裕福と言える。

 ミッドセリア大陸の国家で港を有するのはライカー王国とミルザー法王国、そしてポーリア公国であり、法王国はその教義を他国にも強要する為中々国交・交易を結んでいるところが増えない。ミッドセリアでもライカー王国しかなく、先の戦争でそれも一旦中断している。

 エルフィール王国は、法王国の教義に賛同しており、亜人への差別は法王国程では無いものの、獣人は亜人とも認められておらず魔物扱いとなっている。王族貴族は全て人間の国家。尤も、この国は主義に賛同しているだけであり、他国に教義を強要してはいない。国交樹立の条件にもなっておらず、むしろ交易立国としての方針もあり、各大陸各国と交易していた。

 そこの王太子レックス=エルフィールに、レムライナは見初められた。ミッドセリア大陸での最大の交易国であり、第1王女であるレムライナとの婚約は、両国にとって友好親善を深めるのにとても有意義であり、エルフィール王国に強く求められての婚約の申し出となった。まさに、その返事をしようという時という事もあり、レムライナをロックの相手とする事はライカー王国では考えられなかったのである。

 その意味で納得していたレムライナは、ウィリスがボソッと言ったロックの本音に引っ掛かったのだ。

「いや、回りから聞いた話だ。彼には苦手とする姉弟子がいると。それが高じて年上全般を苦手としているらしいとな」

 ネタ元はアランであるので、ひょっとしたら冗談かもしれない。だが、ウィリスは戦後処理中の雑談で本人からも聞いた気がしているのだ。なので王妃たる母サリアに、冗談混じりとは言え王女の相手としてロックは相応しいか否かと問われた時に、『年上のレムライナではロックが難色、下手すれば出奔するかもしれません』と答えてしまっていた。


「ふぅん。まぁ、いいですわ、お兄様。確かに近日中にもレックス殿下との婚約が発表される筈ですし。でも、そうですね。これは王国というよりはお兄様への貸しにしておきましょう」

「何故そうなる?」


 コンコン。

「ウィリス王太子殿下。まもなくロック殿の謁見・報奨の時間となります。王族の方々は謁見の間へお越しくださいとの事です」


 カチャ。

 ドアが開き出てくる2人。呼びに来た侍従がレムライナにも気付く。

「これは、レムライナ王女殿下もいらっしゃられたのですか?」

「お兄様と少し雑談をば。そう言えばレフィーナは?」

「レフィーナ王女殿下はもう謁見の間へお越しです」

「これは、まさか?」

「お父様か叔父様に先手を打たれましたね。あの子にとっては不本意でしょうね」

「仕方がない。行くか」

 2人の王族も謁見の間へ向かう。



 時は前日へ戻る。


 王都ライドパレスに、C+ランクパーティー『竜の息吹』が到着したのは、謁見の前日だった。

 直ぐにライドパレス・ギルドへ行き、自分達が王都に着いた事を王城に報告してもらったのである。


 そのまま酒場併設の宿屋に向かう。王都である以上★1つという『INN』は有り得ず、アゥゴーならば、かなり高級な部類に入る★3つの『永遠のパレス』という宿に泊まる事になった。


「流石は王都。酒場ですら上品だわ」

「私達、場違いに見えないかしら?」

 食事しようとして、酒場というよりレストランという雰囲気の場所に、多少気後れするコミリア達。

「やっと来たな? おーい、こっちだ」

 奥にある6人掛けのテーブルに、A+ランクパーティー『悠久の風』のメンバー、+ ジャン。

「あれ? アランさん達、どうして?」

「別件で偶々こっちのギルドにいたのよ。まだ依頼達成ではないのだけれど、一段落付いたので一端帰ってきていたら…」

「ロックの報奨・爵位叙勲があるって聞いたからさ。こいつは祝わなきゃ、と思ってね」

 ティアの言葉をベルンが引き継ぐ。商業ギルドにも出入りしているベルンなので、この手の情報収集はお手の物だった。

「だとしても、よくこの宿に泊まるって?」

「まぁ、1番無難な所なんだよ。アゥゴーでは高級だけど王都では普通。上品さと手頃さが上手く同居しているのがココなんだ。これ以上高級になるとうちらはキツいだろ? かと言って、これ以下の値段となると、下手すればスラムに近いモノになるんだ」

 ベルンの洞察通りに動いている『竜の息吹』。流石はAランクと言うべきか、経験が違うと言うべきか。


「で、ベルンのオススメは? ここは何が美味しいの? せっかくだから教えて欲しいわ」

 ソニアが微笑みながら訊ねる。年長のソニアだから聞ける問いかけ。森の妖精の微笑みは、Aランク、歴戦の冒険者と言えど、そうそう抗えるものではない。

「ここは『ワイルドボア』を1頭丸ごと使った原始焼きと季節の野菜の盛り合わせ、が1番だよ。こいつはパーティーじゃなきゃ味わえない、半端無いボリュームだぜ。つまり、ウチラのテーブルと同じモノ」


 テーブルに所狭しと並んだ料理は、確かに半端無い。


「コミリア、こっちのハーフコースでいこ!」

 料理は同じだが、量が半分弱のコースにするコミリア達。ロックやリルフィンは、若い健啖振りを示すものの、マッキーやソニアはそれほど食べる訳では無い。コミリアも女性にしては、という事はあったとしてもやはり女性の食べる量の範疇から外れてはいない。

 そもそも女子供に、アランと同じ量を食べる事など不可能だった。

 それでも豪快な量の料理が来る。場の雰囲気と違い、肉盛りのパーティー料理は、マナーをそれほど意識せずともよく、皆存分に舌鼓を打った。

「凄い! このお肉、とても柔らかい」

「野菜もいっぱい。助かるわぁ」


 そして、そんな若き冒険者パーティーは、どうしても回りの視線を集めたのだ。

「あれ、アラン? 王国でも有数のSランク冒険者?」

「おい、あっちの女子供! あんな奴らいたか?」

「あんなガキが女を4人も? 最近の女共はガキを好むのか? 中々いい女がいるじゃねえか」


 大人しい雰囲気はあるにしても、やはり酒場。飲んでいる冒険者が静かにしている筈もない。

「あんなガキより…」

「止めとけ。アランと親しくしてるみたいだぞ? それに、あのガキ、いや少年は噂の『輝竜』だ!」


 ザワ!


 隣に座る銀髪の獣人美少女と微笑みながら頬張る緑の髪の少年。

 Aランクの従魔とSランク相当の戦闘力を持つ少年冒険者。この王都をも滅ぼせる力を持つ凄腕テイマー。


「『輝竜』?」

 この王都でトライギドラスの曲芸飛行をやってみせたのは、まだ記憶に新しかった。


 そんな少年にグラス片手に近寄る少年。

「おめでと! ロック」

「サンキュ! ジャン」


 子供同士で乾杯。勿論入っているのはミルクに炭酸、少し酸味もある清涼飲料。子供に大人気の『バリカール』という飲み物。

「どんどん先行きやがって。でも待ってろ! 直ぐに追い付いてみせるからな」

「ゴールで一休みして待ってる」


 ニヤリ。


「よーし、そのケンカ買ったぜ」

 笑い合う少年達と、微笑み、見守る大人達。特にティアの笑みは、幸せが溢れんばかりにも見えた。


 食事も終わり、多少の交流を図る冒険者達。

 ロックは勿論、パーティーメンバーの少女達も人気の的になる。流石は美少女パーティー。黙っていればコミリアも、メンバーの中で1番スタイルが良く巨乳の美少女なので、歓談やデートの誘いがひっきり無しである。

 その中でも、リルフィンの人気は王都でも1番となってしまう。どうしてもキラースマイルが炸裂してしまうのだ。その度に、

「あの、私、婚約していますので」

 左手薬指の指輪を煌めかせてしまう。がっかりする冒険者達に、アラン達が、

「その子、まだ11歳だぞ? お前とじゃ親子になっちまうだろ?」

「はぁ? まじかぇ~?」


 決してリルフィンが大人びている訳ではない。むしろ童顔といっていい。そういう意味では、1番大人びているのはエルフのソニアだろう。マッキーも18という歳相応よりは大人びて見える。まだコミリアの方が18には見えない。


「ここにも独身のいい女いるわよ?」

 レイラが手招きするが、

「いやいや、お前30後半だったよな?」

 10代の女子がいるのに、流石にレイラに手を出そうという者は皆無だった。確かにレイラも並の水準以上ではあるのだが…。

「くっ。やはり若さか?だよなぁ、もうロック等の様な子供がいてもおかしくないもんな」

 年下のティアにジャンという11歳の子供がいるのだ。

「そのロックは? …ふぅん、いい傾向だ」


 ロックとジャンを中心に、若手~成人前後と言える15~6の者達が色々語らっている。少し年配?17~8の者が経験を話している。単純に強さで言えばロック以上の者など、そこにはいない。アランですら互角に成りつつあるのだから。

 だが、目を爛々と輝かせて先輩の体験談を聞くロックは、年相応の子供にしか見えない。


「そんな風に子供達を見守る貴女は、私達と同じ子持ちにしか見えないわよ」

 ティアの軽口に、自分の事ながら吹き出してしまうレイラ。

「あの子達を見ると、そのポジションになっちまうわ。フフ、やっぱり歳かしら?」

「まだ若いわよ? レイラ、1番の年増は私なのだから」

 ソニアが笑う。

「エルフに言われてもねぇ」

 確かにソニアは136歳たが…。見た目はコミリアやマッキーとたいして変わらないのだ。

「さて、子供は寝る時間じゃない?」

 リルフィンがうつらうつらし出す。

「そうね」


 ロックとジャン、リルフィンが席を立つ。

「コミ姉ェ、先に部屋戻るよ。僕達は盾の間だったよね?」

「そうだっけ?」

「そうよ。でコミリアとマッキーが大斤の間。私が槍の間だから」


 ザワ!


「ロックとリルフィン、同室なの?」

「だって一緒に住んでるのよ、この2人。リルフィンにそう言われたら、私達も反対する理由無いし」

 コミリアが当然という感じで答え、マッキーもソニアも頷き、当の2人は手を繋いで部屋へ戻って行く。


 男性諸氏の血涙と怨み声。


「同世代は判るけど、そこのオッサン! さっきアランがアンタ等じゃ親子って言ってなかった?」

「うううぅっ、リルフィンちゃん…」

 レイラの突っ込みにも、血涙嗚咽しか返ってこない。


「ま、日々眩しくなるし…」

「アゥゴー1の癒しスマイル。定評あるもんね」

 コミリアとマッキーが笑う。

「何だかなぁ…」



 翌日。

 買い物してる、という美少女軍団?と別れ、ロックは1人王城へ向かう。


「こちらでお召し変えを。武器はお預かり致します」

『神竜牙』と魔法発動体の腕輪を外す。侍従や近衛騎士が預かっていく。

「確かに。それではこちらで」


 通された部屋には、子供用の礼服が各種選りどりある。そして、メイドが何と6名!

「え~と?」

「私共にお任せ下さいませ」

 身体拭きに始まり、テキパキと衣装合わせや着替えを行うメイド達。

「あの?僕、着替え出来ますから…」

「私共にお任せ下さいませ」


 あっという間に、貴族の御子息が出来上がった。

「うわぁ…」

「とてもお似合いですよ。何処かの、御子息処か御当主様にも負けておりません。凛々しく存じます」

 メイド達のやり遂げた感!!


「準備は整われましたか? では、こちらに」


 改めて近衛騎士に案内される。

 広さもだが、簡単に王族の所へ行き着かない造りになっている王城。案内無しでは、何処を通っているか、解らなくなってしまう。

 やがて謁見の間にたどり着く。


「アゥゴー・ギルドのBランク冒険者、ロック殿、入場」


 初めて入る謁見の間。随分広い!

 正面の玉座に国王マシウス3世、横の座に王妃サリア。右に王太子ウィリス、第1王女レムライナ、第2王子サリウス、第2王女レフィーナが並ぶ。

 部屋の右に文官・官僚。宰相ラーデウス公爵をはじめライカー公爵、ダイエル公爵、カルツ侯爵と貴族の重鎮がズラリ。

 左に武官。国軍司令官バルバス公爵、副官ノルク伯爵、他の各武人達が続く。

 中央のレッドカーペットを進むロック。やがて、その中程で止まり、跪いて礼の形をとる。

 爵位があれば、もっと前に位置することになっただろうが、如何に功績があっても平民である以上厳選たる壁が存在するのだ。


「面をあげよ」

 国王に言われ、顔をあげるロック。

「此度といい、先の戦争の時といい、見事な働きであったと聞く」

「恐れ入ります。これもひとえに陛下の御威光の賜物でございます」

「そなたの様な者が我が国におる事。女神に感謝せねばな。さてロックよ。戦争での勝利への貢献もだが、不治の病魔の原因究明と特効薬の製法を公表した事。世界を救済したとも言える偉業だ。我が国だけではなく世界各国が、重き報奨を与えんと欲しておると聞く。故に、そなたに爵位叙勲をと思うたが、未成人への叙勲は前例が無いという声もあってな」


『辺境伯、ありがとうございます』

 密かにロックは、アルナーグ辺境伯に感謝する。


「それでも、余はそなたを我が国の貴族としたい。よって、余はそなたに女神の子『ルシアナ』の姓と男爵位を与えたいと思う。また王都に屋敷を、後、報奨金として白金貨1万枚を与えるものとする」


 オオーッ。どよめきが起こる。

 貴族達は勿論、ウィリス王太子もロックと国王マシウス3世を交互に見る。

「父上、あれほど…」

「陛下…。すまない、ロック君。この場で陛下に明言されては誰も異を唱えられない」

 アルナーグ辺境伯も唇を噛む。

 平民から下級騎士爵位への叙勲は、これ迄もあった。だが、騎士処か准男爵も超えるとは? 王都に屋敷を与える? 領地を持たない法衣貴族としては破格の扱いと言える。なので、どよめきが止まらない。


「受け取ってくれるか?」

 聞いてはいるが、国王陛下の裁決に異を唱えられる筈が無い。貴族は勿論ウィリス王太子も何も言えず、只ロックを見つめていた。


『やられた…。辺境伯は断ってもいいと言ったけど…』

 チラッ。

 アルナーグ辺境伯を見てしまうロック。目が合った途端申し訳無さげな顔と、その後で意を決した表情を見せる。

『ありがとうございます。でも、あまり困らせる訳にもいかないよなぁ』


「ロック殿?」

 官僚よりの問いかけ。1回頷くと、

「身に余る報奨、光栄に存じます。ですが、余りにも分不相応ではないかと思えます。従魔の事もあります。王都に屋敷を賜るのは辞退致したく存じます。また、森の奥の僻村に住む者ですので貴族の事、嗜み等何も知りません。爵位処か、貴族として立つ事も辞退させていただければと思います」


 報奨を断る?

 金は、実はそれほど騒ぎたてることではない。だが、貴族が王都に屋敷を賜る事は、報奨の意味が変わってくるのだ。

 とは言え、ここまでハッキリと王命に叛く?


「フム。余の頼みを断るか。それが何を意味するか、わかった上であろうな? 例え子供でも、この言、それですむ訳では無いぞ」

「はい。ぼく…私はアルナーグ辺境伯の領地で、この国で生まれ育ちました。なので、私から王国と戦う事は考えたくはありません。ですが火の粉は払います。それは陛下も御納得いただけるかと思います」


 ザワ!

 自分からは攻め込まない。だが、攻められたら撃退する、とハッキリ宣言している。王に向かっても!


「アッハハハ! 気持ちいいな! ロック君! 叙勲は無理でも、私達王家と親友になってくれると嬉しいけど?」

 爆笑しながら、手をさしのべるウィリス王太子に、

「勿論です、王太子殿下」

「王家って事は、私達ともと言う事ですよね? ロック様、ぜひ1度ゆっくりお話したいのですけど?」

 立ち上り、勢いよく話し掛ける少女。


「はい。あの、えと?」

「レフィーナです。レフィーナ=ライカーです!」


 突撃の火の玉プリンセス、レフィーナとの邂逅。

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