第3話:3日目

もう1周回って朝が楽しみになってきていた。


(今日のお手紙は……っと)


ガチャ


「お、あった。」


カサッ


もはや躊躇などない。


『強いて言えば緊張、それがこの手紙に固執する理由です。ヒント:白色が一番好き』


(もう意味がわからん。ヒントに関しては内面の話されてるし…)


一体こいつは何をしたいんだ?


……ん?白?


白と言えば確かこの学年に地毛が白色の入学式でも目立ってたやつがいたような……


ただ本が好きかどうかは知らないな。


もう少し調べてみるか。



そして放課後。



『お前は俺と同級生か?』


俺はこれを書いた手紙だけを下駄箱に入れて帰路に着いた。

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