『宇宙生命体の発見』

やましん(テンパー)

『生態観察』

 『これは、たあいもない、フィクションです。はやく、ころなさん感染症は、終結してほしい、という、お話しです。』



         🛸




司令官さん


 『宇宙生命体の観察は、うまく行っているかね。』



科学主任ストップさん


 『はい。かなりの、データが得られています。ただ、この生命体は、知能がかなり高いらしく、われわれの観察物質┣┓┸の活動を阻害する物質を自らに注入しているようです。第Ⅰ形は、生命体個体を、破壊する場合も多数あったため、改良型を10種類ほど投入しましたが、多くは、この生命体のたぶん、免疫機能により壊されてしまい、いま、活動しているのは、二種類ですが、ひとつに絞りたい。比較的、生命体の個体を停止させにくいからです。』



司令官さん


 『うん、まあ、なんせ、我々の肉眼には見えないくらいの小さな生命体だし、宇宙で初めて見つけた、生命体だ。まだ、頑固な連中は、意思のない、非生物に当たると主張している。』



科学主任ストップさん


 『無理ないですな。すべての倫理観がひっくり返るのですよ。しかし、魅惑的な連中です。明らかに、意図的に、我々の観察物質を攻撃しているのですよ。まあ、あまりに、遠いので、我々自身は、まだ、行けませんからな。』



司令官さん


 『ああ。はやく、直にゆける、宇宙船ができると、いいな。次元の節穴頼みは、いかにも、なさけない。』



科学主任ストップさん


 『わたしは、思うのです。この生命体には、知能も、意思もある。それを、ぜひ、証明し、いつの日か、握手したいと。』



司令官さん


 『なら、生かしておかないと、まずいね。』




科学主任ストップさん


 『おっしゃる通り。ただ、まあ、あなたや、わたしが、その日を見ることはないでしょう。』




 しかし、次元の節穴は、なぜか、間もなく、閉じてしまった。


 彼らの活動は、幸い、長くは続かなかったのである。


 しかし、はるかな、未来、彼らが、逆襲される時が来るとは、まだ、誰も想像していなかったのである。



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『宇宙生命体の発見』 やましん(テンパー) @yamashin-2

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