第2話 松田連邦共和国

 北海道と日本政府の間で小規模の内戦が起こった。


双方とも苦戦し、結局、勝敗は決まらなかった。


北海道は地形やその他もろもろの地理的状況を有効活用し、徹底的に防戦に集中した。


そのため、日本政府軍はなかなか北海道を攻め落とすことができなかった。


日本政府は領土防衛、領土保全を考慮に入れ、北海道と形式的和平を行い、北海道における自治を認める事を条件に防衛や経済の面で連携を取った。


北海道は自治政府を正式に設立し、松田連邦共和国と共同で政治を行った。


こうして、日本の北方は実質的に松田連邦共和国のものとなった。


ちなみに、松田連邦共和国とは松田氏がリーダーとなってできた国である。


松田連邦共和国は人々がより自由に過ごせる秩序を目指すという目的の下で設立した国らしい。

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