松田連邦共和国民
@tsumemoto
第1話 訪問者
俺の中のインターホンが鳴った。
俺は新しい扉を開こうとしていた。
まるであの日のようだ。
ある日、とある集金人が俺の家を訪ねた。
ピンポーン
夜になっている。
しかし、真夜中というわけではない。
だが、もう夜になっている。
こんな時間に一体、誰だろう?
俺はそう思った。
宗教か何かの怪しい勧誘か?
俺はそう思った。
しかし、それは矛盾していた。
なぜなら、怪しい訪問者にしてはどこか品位を感じさせるような訪問だったからだ。
呼び出しの音はうるさくて、耳障りなものではなかった。
静かでとても優しく包み込むようなものだった。
それはとても温かいものだった。
俺はドアを開けた。
すると、そこにいたのは女子高生だった。
俺は確信した。
怪しいことに変わりはなかったと。
俺はドアを閉めようとした。
謎の女子高生はドアを開けようとした。
まあまあ強い力だ。
俺は彼女の相手をすることにした。
彼女は名刺を出した。
彼女はどうやら集金人らしい。
君は何の集金をしてるの?
幸せ集金人っていうのをやってるんだ!
彼女は謎だ。
しかし、一つだけ分かったことがある。
彼女はめちゃくちゃ怪しい!
ものすごく怪しい!
俺は警察を呼ぼうとした。
すると、彼女はそれを察するや否や早歩きでドアから離れた。
では、また来ますので!
よろしくお願いします!
彼女はイタズラっぽく笑った。
普通に可愛かった!
めちゃくちゃ怪しいクセして!
彼女はいったい何なんだ?
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