大ま王デスゲイズ

来歴

大魔王との戦いから封印まで

　ファンネリア王国に現れた大魔王アデニスとの戦いの時。大魔王大戦という時代があった。

　英雄ゼファーと仲間たちによってアデニスはファンネリア首都スーンの地中深くに封印された。

　ファンネリア国王はゼファーたちに褒美（ほうび）をやるのが惜しくなり計略にはめて亡き者にした。

　ゼファーの娘たちは支援者の手で落ちのびた。ゼファーの娘ルーシャとアムリタである。二人は離れ離れになり、ルーシャは奴隷（どれい）商人に誘拐（ゆうかい）されてしまった。アムリタは魔法使いの元で育てられ魔法使いの道を歩んでゆくこととなった。

　大戦終了間際、邪悪な魔法使いアーガムがアデニスの残骸である右腕から一人の男を生みだした。これがのちの大ま王デスゲイズである。

　アーガムは複数の配下に命令してアデニス復活を企み始めるのであった。

　アデニス復活の際に数多くの犠牲になった一族の中には、のちの旅仲間グレイザークの父母も含まれていた。幼いグレイザークは荒野で暮らしいつ死ぬかわからない状態であったという。