第32話 手術成功!



 前回書かせてもらった次男の毛母腫もうぼしゅの手術、無事に終わることができました。

 そんなに危険な手術ではないのですがやっぱり初めてのことだし、子どもだし、心配でした。


 当日は午前中だけ学校へ行かせました。3・4間目は家庭科の調理実習だったらしく、作った味噌汁を急いで食べて来たそうです。


やけど~」


 ダジャレのようなこと言いながら迎えの車に乗り込んできました。


 まだ食べる時間ではなかったようで、手術に行く次男に皆が味見させてくれたようです。


 何だかその様子が目に浮かび、ほっこりしてしまいました。


 手術は1時間半ほどかかりました。私は外来の待合室で待ちました。てっきり手術室の前で『手術中』の赤い電気が消えるのを待つのかと思っていたのですが、違っていました(笑)

(ドラマの見過ぎかな?)


 次男は局所麻酔で手術をしたのです、先生方の声が丸聞こえです。


「そこに指を置いたら自分の指が切れるよ」


「その手の位置だと刺さるよ」


「2回目はもうちょい強く」


 などなど、若い研修医に教えながら手術をしていたそうです。大人なら不安になると思うのですが、次男は何も感じなかったみたいです。

(鈍感な子どもでよかった~)


 手術中は何も怖くなかったようですが、起き上がって自分の血液がついたガーゼを見てぞっとしたようです。


 まぁ、確かに見たくはないですよね。


 手術当日はお風呂に入れないのですが、次の日からはお風呂に入ってもいいそうです。それで今日初めてガーゼを取ってみたんです。


 ひょえ~って感じ……。リアクション古いですね。


 医療用の糸って黒なんですよね。だから見た目がちょっとグロテスクなんですよ。表現が悪いかもしれませんが、フナムシが背中にくっついているみたいなんです。


 フナムシ分かります?海にいる巨大なワラジムシみたいなやつです!


 次男は自分の背中を見ることができないため、写真を撮って見せました。見せる前に驚いたら困るので、「糸は黒いし、まだ腫れてるからね」と何度も念を押し、悪いイメージを持たせました。


 いざ見せると、眉をしかめて去って行きました。


 1週間もすればだいぶ良くなるでしょう!腫瘍がなくなってスッキリです。良いお正月が迎えられそうです。


 そうそう、次男の血液型なのですがA型でした。


 そのことに親戚中驚きです!




 


 


 


 

 



 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る