ただのスーパークラゲだ

木島別弥(旧:へげぞぞ)

巻頭文・献辞

  人間なんて、ただのスーパークラゲだ。


 SF作家ロバート・シェクリイのことばである。五百冊を超える小説を読んだぼくがいちばん好きなことばだ。このことばは、人間の分類した生物の種という概念を壊し、ヒトをクラゲ類の一種として見なしてしまうものだ。宇宙人がいて、人類を分類したら、ひょっとしたらクラゲの一種に分類するかもしれない。そんな不思議感覚に満ちたSF的な名言である。

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