Beginning of December
Beginning of December
12月1日(土曜日)、晴、22:45
あの後、お昼になっても、週刊誌の記者たちがまだ粘って、私の家の外にいたり、近所の人が通報して、警察が来たりと騒がしかったけど、2人で私の家の外から出て、一緒に桃太くんと走って、その人だかりを払いのけた。
ちなみに、その時、キツネの嫁入りな天気じゃなくて、完全に晴れていた。
寒かったけど。
桃太くん曰く、「適応障害になっちゃったけど、また、芸能界に戻るよ。茨の道になるけどね。」だって。
私も仕事探しをし始めなきゃ。だって無職のままじゃ、金田桃太くんと対等な存在になれなから。
私の道も、茨の道なんだろうな。
どうして、私の事が好きになったのか、桃太くんに聞いたら、
「僕と違う価値観や経験、センス、感受性を持ち合わせているし、何より、一緒にいて楽そうだったから。」
だって。めちゃくちゃ照れる。
そして、これから彼と付き合う事で、生活も性格も変わるだろう自分と、以前の自分とは違うだろうから、自分で新しい日記帳を買って、今日から、その新しい日記帳に書き込むことにした。
今までありがとう。私のピンクブルーダイアリー。
明日からは、ピンクゴールドで、キレイなブルーエメラルドの星がついてる日記帳に書くよ。
Pink Blue Diary ♡ Offline -end-
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