第22話 あかりの友達

アインクランに着いた俺たちはすぐに合成屋に向かう。

合成屋にて初級状態異常回復薬を作成しすぐに病院に向かう。

「不安だから、、こうきさんも着いてきて!」


「わ、わかった、見届けよう」

初級状態異常回復薬の効果も見たいし、せっかくパーティーを組んで一緒に上がった仲間のだめだ、見守ろう。


「くるみ!くるみ!!」


「あ、あかり、来てくれたの笑

ありがとう、でもそんなに慌ててどうしたの??」


「私ね、、ダンジョンに今通ってるの、それ、、」


「大丈夫なの!?危ないじゃん!?怪我とかしてない?」


「大丈夫よ笑このこうきさんってかたも手伝ってくれてて笑」


どうも、と軽く俺は会釈をする。


「それで、、、これ、、使ってみてほしいの」


「これは…?」


「初級状態異常回復薬って言ってね、状態異常が治る薬なの、くるみの病気も治るかも…」


「え、、、うそ、、、わたし、もうすぐ死んじゃうと、、」


彼女の体は非常に弱って見えるが、目からは希望の光が見えかけている。


くるみは回復薬を口に運ぶ、、、


「うげええ、、まずい…

でも、、、体の怠さとか、痛みがなくなってる……」


「今すぐ先生に確認してもらおう。」


俺は冷静にそう伝え先生に見てもらう。

1時間後、、、CTR検査の結果、体の不純物が消え病気は治っていた。


抱き合うあかりとくるみ。すぐに家族達に連絡が入り今日は解散となった。


「あかり、送っていくよ」


「ありがとうございます、、本当によかった泣」


「あぁ、本当に、、」


「あ、あの!今後も私と、、ダンジョンを攻略しませんか?」


「ありがとう、たまにでよければ是非」


嬉しい誘いだが高校生の女の子とずっとダンジョンで過ごしたりするのはやばい気がする…笑


「うん!また連絡するっ!って、、連絡先…」


そして俺たちは連絡先を交換し家の近くまで送り帰宅した。

その後、この初級状態異常回復薬の話は世界中に広がり大きな話題となった。

がめつい!言われても仕方ないのだが、マーケットに初級状態異常回復薬をたくさん出しておいたのは内緒だ笑

今日はお祝いに美味しいものでも食べますか、、

と、帰りにラーメンを食べて帰った。

誰が庶民的や!家系ラーメン最高やろ!


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