第18話 ボス戦 神鹿

「よかったら君のこと教えてもらっても?」


「ああ、はい、私はカクヨム高校の2年、神野あかりです、幼少の頃から剣道を習っています。」


「あかりちゃんね、僕はこうき、佐藤こうきだよ、25歳で会社員をしてました、かな、辞めちゃったから笑

よかったらステータス見せてもらってもいい?パーティを組んでいると任意でだけど見せられることができるんだ」


「あ、はい、わかりました」


神野あかり 17歳 レベル21

STR 76 INT 38 VIT 57 AGI 60 DEX 101

スキル 剣術レベル8 体術レベル3 縮地法 明鏡止水 天空斬レベル1 

固有スキル 剣王の加護


と、とんでもないな、、、

剣王の加護は他の武器の扱いは上手くならないが剣術(武器の心得のうちの一つ)が上がりやすくSTRとDEXの成長に補正がかかる。

それに天空斬は上段斬り、スラッシュの上位スキルじゃないか(スキルの一部には熟練度,レベルを10にすることで上位のスキルになるものがある)


「ありがとう、かなり強いし練習してたんだね、剣道」


俺は何か一つを極める、みたいなことはしたことがないし、器用貧乏だからできないんだようなって思うけどやっぱり憧れちゃうよね。


「いやいや、子供の頃から習わされてただけなので、、笑

それより神鹿、どうやって倒すんでしょう?

何度も挑んでいるんですけど攻撃がそもそも当たるところまでいけなくて。」


「あぁ、それなら簡単だよ。神野さんは火力かなりありそうだからひたすら攻撃の機会を疑ってて、僕が魔法とスピードでヘイト、相手の攻撃を自分に向けるから、その隙に君が倒すんだ。」


「わ、わかりました。頑張ります、あと私のことはあかりで大丈夫なので!」


「わかった、あらためてよろしく、あかり。

さぁ、いこうか!」


「はい!」


早速ボスの部屋に入る。

余裕とはいったものの実際見るのは初めてだ。すごいオーラを放っている。

早速俺は初級火魔法で攻撃する、簡単に避けられてしまうがヘイトはこちらに向く。レベル差がすごいのでこのまま突っ込んでもおそらく倒せるのだが、ここはあかりに倒させてあげたい。

さらに俺は初級土魔法を色々な場所に配置していく。そして神鹿の攻撃、ホーリーランスを放ってくる。俺は全てを避けもう一度火魔法を放つ、全て避けられたことに怒ったのか神鹿は俺の方に寄ってくる。よし、かかったっ!

神鹿の通り道は土魔法で改造済み、小さな落とし穴に片足が埋まり動きが止まる。


「いまだ!あかり!」


あかりは天空斬を使い一振りで屠る。


「た、倒せた、、こんな簡単に!?」


俺たちはハイタッチをし、攻略に喜んだ。

ボスドロップはパーティを組んでもの一つだけなのでとりあえず中身を確認する。

・ディアーソード(神)


お、神鹿の属性剣だ、スロなしだがあたりの部類だろう。


「俺は槍だしあかりがつかいな?」


「で、でも倒したのはこうきさんのおかげですし、、」


「俺が持ってるのも宝の持ち腐れだからね、いいよいいよ笑」


俺は強制的にでもあかりにおしつけた。

次の階層へ進む階段の途中であかりに相談をする。


「あかり、その様子じゃかなり疲れているだろう、今日はまだ早いけどあがろう。」


「え、でも、みきのために急がないと、、、」


「大丈夫、9層までは1日で行けるさ、僕を信じて」


「、、、わかりました、信じます」


俺たちは明日の朝8時にダンジョン前で待ち合わせをしダンジョンからでた。

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