第9話 次の村?いやいや、まだ基礎を固めるよ?

時間も時間な為、一旦コウキはダンジョンを出て自宅を目指す。

ダンジョン内では街や村ごとにワープやダンジョンからの脱出する装置があり、一旦ダンジョンから出て自宅へ向かった。

会社に有給の消化と辞めることを伝え、家族や友人にも冒険者になると伝える。幸い恋人やペットなんか飼っていなかったから自由に動けるのはありがたいことだった。

次の日、朝早くから簡単な食料と飲み物を持ち、ダンジョン教会へ向かい冒険者登録をする。

条件として、今後は自衛隊、レベル5を超えているもの、学校で勉強したもののみをダンジョン内へ入っていいとし、ダンジョンの前にはあっという間に受付のようなものができていた。

ダンジョンへ向かう途中には銃を持った自衛隊員や、初心者用の剣を持った人などもちらほらと見かけた。

銃最強じゃん?って思うかもしれないが、強いのは序盤だけで、レベルが上がれば銃すら人間に効かなくなるなんて、今の人たちは知らないんだろうな…笑


ダンジョンに入ると、まずはマーケットにて販売と売り上げの回収を行う。

ネットに初級異次元鞄についての記述やゴブリン討伐について、次の村のヨークの村、さらに次の階層への階段、それの前にいるボスについてまでの情報が載っていた。

ちなみに全く同じことが起きている小説については、調べても出て来なくなり消されているようだ。

ちなみに2階層にいくためのボスはホブゴブリン1体とゴブリンエリート2体の複数戦闘になる。攻略の方法で一番楽なのはパーティを組み、1人が盾をもち、そのスキルの挑発を使い敵の意識を向け、魔法をぶっぱするのが一番なのだが、俺はソロなので考えなければ、、、いけないわけではなく、小説の主人公ユウキは、ソロでクリアを2度しているため、しかも今の自分よりも低いレベルでクリアしているため容易である。

スライムの素材である、スライムの粘液とツタの葉を使うことで敵の動きを少し止めてくれるアイテムが作れるのでそれを用いて倒す。主人公がレベル1からやり直した際に使っていたやり方だ。

すぐにマーケットでスライムの粘液を購入しておく、まだ需要が低いためかなり安い金額で購入できた。さらにスロットありの余っている装備とゴブリンの皮、ゴブリンエリート◆を出品、さらに倉庫がわりに鉄や木材をかなり高く設定しお店に並べ合成屋に向かう。ここでスライムの粘液とツタの葉を合成なアイテムを作成、鍛冶屋でスロット武器にゴブリンエリート◆を使い強化する。

さらにスキルポイントを割り振り、ドロップ率上昇を最大の10、素材加工も10にしてスキルポイントを16つかった。

序盤は早くレベルが上がるためいいのだが、スキルポイントはとても大事になるので出来るだけ必要なスキルに使わなければならない。

レベル50になると各街の教会で新たなクエストが受けられ、初級回復魔法、80で中級と初級状態異常回復、100で中級状態以上回復、120で上級、150でいわゆる特級、パーフェクトヒールを覚えるため、そのスキルポイントも置いておかなければならない。

スキルはバラバラで取れるものも有れば、初級、中級というふうにとっていかないと取れないものもあったり、特級になると名称が特別なものになったり、条件が追加されるものもあるためそれのクリアも済ませながら進めなくてはならない。

さぁ、準備も整ったところだ、次の村へ向かいますか。

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