放課後カフェラテ!
裕貴
第1話
「別に、あいつの事なんてなんとも思ってねぇよ!」
たまたま廊下でそう言っているのを偶然聞いてしまった。
私と彼は幼なじみである。
そして私は、恋というものを知らない小学生の内から、彼に惹かれていたのだと思う。
友達よりもっと特別な関係に。
ずっと一緒にいたい。
この気持ちの名前がわからない内から私は彼の事が好きだった。
そして、小学校高学年になった時にこれは恋なんだと気づいた。
だけど、今の関係が壊れるのが怖くて、ずっと踏み込めなかったんだ。
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