舞台に立つ服装

 文フリ大阪の代表になったので、当日はどんな服装を着て行くか迷っている。

 まずスーツにするか。

 ビシッとネクタイもする。上下、スーツを着て挑む。しかし問題がある。

 まず、設営のために激しく動けない。机や椅子を運ぶので、スーツではやや動きにくい。

 それに暑い。9月はまだまだ真夏みたいなものだ。上下スーツは汗だくになるだろう。

 あと身体が太った。シンプルにスーツが入らなくなってきている。食べる量は増えていないのにどんどん太って行っている。恐すぎる。

 ではどうするか。


 逆バニーを着ていく。この手があったか。

 そもそも逆バニーってなに?

 こんな中年のお腹で逆バニーもあったものではない。

 妊娠したのかと思えるほど腹が出て来たので、これをどうにかしないといけない。


 新しく買った服を着るしかないが、それもちょっと暑い可能性があるのだ。

 やはりTシャツが一番だろうか。着て行くTシャツなら、何が良いだろうか。

 黒いTシャツを着たとき、二の腕が白すぎて、美味しそうな白い豚みたいに自分がなっていた。悲しかった。黒Tシャツだと目立ちすぎるのだ。ならば白いTシャツかというとそれも似合っているかはわからない。すくなくとも黒いTシャツよりマシだと思うが……。

 文フリ大阪当日の、私の服装に注目である。


 にしても、代表になっても、やることは何も変わっていない。

 たんたんと仕事を積み重ねていくのは好きである。

 真面目であることで評価されるなんて、いままで無かったことだ。

 前職は真面目であればあるほどバカにされ、真面目に頑張っても、一切褒め言葉なんかなかった。だからこそ、僕はできるだけ真面目な人を褒めるようにしている。


 さて、どんな風な服を着ようか。レアTシャツを着るか。それとも柄物のシャツにするか。中崎町に行って、HIPHOPの店で、なんか服買おうかと思う。

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