とある物書きの教習所ライフ セカンドシーズン

土御門 響

普通審査は教習期限との戦い!

 AT限定免許を取得したものの、職業柄MTも運転できる方が職場で役に立つかもしれない。


 そんな感じで、あっという間に教習所に帰還しました。



 AT限定免許の限定解除は、普通審査と呼ばれます。普通免許のAT限定条件を解除する審査ということです。これを突破すれば、ATとMT両方の普通車が運転できるようになります。


 限定解除については、免許センターにある試験場で技能試験を受験する方法もあります。しかし、クラッチもギアチェンジも何もわからない状態で受験するのは無謀というもの。

 教習所の普通審査なら、技能教習でMTの仕組みや操作方法について学んでから試験を受けることが出来ます。



 普通審査では学科教習はありませんので、技能教習と最終試験だけで教習課程は修了です。無事に普通審査を突破した場合は、免許センターで免許証の内容を書き換えて貰えます。

 技能教習の規定時限数は4コマ。1日2コマ乗車すれば、試験を含めて最短3日でAT限定を解除できる計算になります。


 まあ、そんな最短で終わらせられるなら、最初からMT免許を取っているというものです。規定時限数をオーバーすることは、再入校する前から既に見越しています。

 そして、普通審査で規定時限数を超える場合、その分の教習費用は追加で課金する必要が出てきます。


 しかし、卒業した教習所に再入校する場合、規定料金が通常の金額よりもお安めになることがあります。

 

 それは、教習所の卒業生割引を利用する場合です。


 私は、卒業して間もなく再入校の手続きを行ったため、規定料金をかなり割引して貰えました。これなら追加で課金する必要が出てきても、懐の痛み具合が多少マシになるというものです。

 卒業生割引の注意点としては、卒業してから一定の期間内に手続きを取らなければ、卒業生であっても通常の規定料金となってしまうことですね。私が利用する教習所では、卒業後6ヶ月以内に再入校しなければ卒業生でも通常料金になります。そのため、再入校したいと思ったら、すぐ教習所に問い合わせることをおすすめします。


 ただ、全国各地に存在する全ての教習所に卒業生割引制度があるとも限りませんので、在校中に卒業生割引制度の有無を確認することを推奨します。



 また、普通審査の厄介なところはタイムリミットが短い点ですね。

 通常の普通車教習過程(AT、MT共に)の教習期限は教習開始から9ヶ月以内です。結構余裕がありますよね。因みに、私は教習開始2ヶ月で卒業しています。

 しかし、普通審査の教習期限は教習開始から3ヶ月以内です。時間がありません。もたもたしていたら、あっという間にタイムリミットが来てしまいます。

 教習期限を迎えてしまえば、基本的に退校処分となります。それまでの教習は無効となり、最初からやり直しです。



 それだけは避けなければと心に刻んで、普通審査課程に挑みます。




【注意事項】


 前作は教習課程を修了してから執筆しましたが、今回は教習を受けている段階で筆を執っています。卒業する見込みはもちろん立っていませんし、無事に卒業できるかも現段階ではわかりません。

 ある意味、前作よりもリアルな教習所での日々をお送りしたいと思います。

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