不器用な二人の夏休み

ソルト🧂

プロローグ

第1話 出会い

僕は佐藤栞。名前は女子っぽいが男である。

由来はどうも本にしおりを挟むように、

人生にも節目を持って生きて欲しいとのことだ。

本題に入ると、僕は近くの小学校に通うこととなった。家の周りは

海や山などの自然豊かな場所だ。空気がいつも新鮮で美味しい。

小学校は幼稚園の友達がいたりするが、僕は引っ越して来たので

知り合いがいなくてとても心細かった。指定された席について隣の人を

確認する。佐原寧々猫【サハラ・ネネコ】と言うらしい。なんだか

美人でスタイルも良い感じだ。強いて言うなら自分を可愛いと思っている

タイプの性格が惜しいところである。

「君、佐藤くん?宜しくね。猫って呼んで。お母さんも猫っていうけど。」

とニコニコしながら笑いかけてきた。心臓が痛い。締め付けられるようだ。

「猫さん?よろしくね。可愛いね。」と微笑み返した。

その時、僕達の夏は始まった。

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