英才教育

バブみ道日丿宮組

お題:初めての監禁 制限時間:15分

英才教育

 好きな人ができたら絶対離しちゃいけないってパパがいってた。

 だから、大好きなパパを地下室に入れたの。

 ママは餌係。あたしは調教師。

 パパもママも楽しそうにしてた。

 どんなに痛めつけても、どんな拷問器具を試してもパパはきちんと使い方を教えてくれたの。

 本当の大事な人ができた時に粗相がないようにって。

 しばらくしたら、パパは自力で地下室から出てきちゃった。

 ママがいうには地下室なんてものは脱出できて一人前の監獄師になれるんだって。大好きな人と一緒に閉じ込められても、相手を逃さないように自分は飼育するために用意しなきゃダメだって。

 それから久々にパパとお風呂入ったのだけど、すっごい臭かった。綺麗に洗ってあげたら凄く喜んでくれた。

 拷問をしたはずなのに、傷がほとんどなくてどこで鍛えてきたのって思わず聞いちゃった。

 なんでも世界で一番凄く監獄島でトレーニングしてたみたい。

 時に看守役、時に囚人役を行って、職務怠慢にならないように、脱獄犯がでないようにいろいろ国にレクチャーして、仕事仲間に伝授したんだって。

 囚人役してる時に悪い誘惑はなかったって?

 ママが一番だからそんなことをいう人には新しい拷問を試していたみたい。集団で襲われることがあっても熊が100頭いる威圧感でどんな犯罪者も動けなくなったみたい。

 それは私もできるって言われたら、頭を撫でられた。

 さすがパパの娘だって。

 でも、それは本当に危険な時以外使っちゃいけないんだって。

 普通の人には心臓に負担がかかるし、危険人物には逃げられる可能性があるみたい。これも特訓すれば、逃げられないように負荷をかけ続けることができるみたい。

 小学高年になったら教えてくれるといた監獄指導はどうだったのかと聞いてもみたら、まだまだ磨き足りないし、なにより相手の肝を冷やす顔や神経を持たなきゃいけないって言われた。

 家族だからって拷問は拷問。非情にならなきゃそれは罰を与えることにはならないんだね。すっごく勉強になったから、背中に隠し持ってたサバイバルナイフをつきさそうとしたんだけど、止められちゃったー。

 殺気がバレバレだって。

 監獄に閉じ込めたあとはこれでもいいけど、獲物を捕まえる時にこれじゃ強心者には効かない。きくのは弱虫だけだって。

 確かにパパの話を聞いてると、学校で鉛筆をナイフに偽装して先生に背後から脅してみたら気絶しちゃったものね。

 あの時は街に殺人犯が動き回ってるってニュースがあったからバレなくてよかったよ。

 その殺人犯はママが見つけて、警察署で情報をいっぱい取り出したみたい。何かの組織の一員だったみたいなんだ。

 重大なことは教えてくれなかった。

 もう少し鍛えて強くなったら、一緒に悪いやつを倒しに行って監禁をさせてくれるってパパはお風呂上がりに教えてくれた。

 そういってパパは、次の日違う人を地下室に閉じ込めてた。

 私はその様子をわくわくしながら見てた。パパの手つきはすっごい綺麗で楽しいんだ。

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