隠されたクエストを到底クリアできなかったので諦めようとしたのですが、いきなりゲームの中の赤竜が僕に執着してくるのはどうしてですか?

赤み

第1話

「このようなクソゲー! 二度とはしてない!!!」


もう一つの無実のキーボードが除名を尽くした。

今までにぶち壊したキーボードの数は多分3桁近くになるだろう.


言い換えれば、それほど僕は怒っているという意味だ。


暗幕カーテンのせいで日光は入ってこなかった。

それこそ昼なのか夜なのか区別さえつかない湿気の多い部屋。


小さな四角形のコンピューター画面を見ながら怒る自分の姿を誰かが見ていると、実に情けない」と舌打ちをするしかないだろう。


僕を憤らせたのは、ほかでもない一ゲームだった。


エルクレンファンタジー!


道行く人を捕まえて今一番人気のあるゲームは何かと聞くと、十中八九すぐに名前が出るほど、世界中で人気を集めている名実共に人気のゲームだった。


特殊制作された防犯プログラムで核ユーザーや不法ユーザーの源泉遮断!


現代のゲームで最も根強い問題とされていた核ユーザー氾濫を未然に防止させたのだ。


それがエルクレンファンタジーが堂々とゲームランキングトップ1位の座を占めることができた最大の理由だった。


もちろん、ゲーム性も非常によかった。

日本のサーバーだけでも、なんと1000万人ものユーザーがこのゲームを楽しんでいるのだから。


僕もこのゲームは神ゲーだと思っていた。

このクエストに足を浸すまでは。


『赤竜討伐クエスト』[HIDDEN]

ある日、僕にいきなり浮かんだクエストだった。


ヒドゥン·クエスト!

最初このクエストが浮かんだとき,僕は喜びの歓声を上げながら家中が沸き上がるほど喜んだ.


隠れクエストなら、極悪の難易度で発見される隠しクエストではないか。


存在することは分かるが、実際にはたった1人のユーザーもヒドゥンクエストをクリアできていない。

いや、最初から発見すらできなかったという言葉は正しいだろう。


そのためユーザーコミュニティですら伝説の存在として扱われ、神格化されるクエストであった。


僕も初めてこのクエストを見つけた時は本当に熱狂していた.


ここで正確には過去形だったが合っていた。

今はむしろこのクエストを発見してほしくないと思うからだ。


なぜかと聞かれたら、僕はこう答えるだろう。


「これは神が来ても絶対クリアできないんだよ!」


本当に難易度が悪口まで出るほど難しい。

世の理に精通した賢者までも衆知を掲げるほどの難易度だった。


これを人がクリアしろというのか。

ただ腹を立てて死なせようとしているのか分からないほど極悪の難易度だった。


いや、何も装備しないという条件付きの状態で、30レブのキャラクターで750レベルのドラゴンをどうやって捕まえるのか。


本当にゲーム会社は正気ではないのは明らかだった。


そして今日で3000時間。

回数で言うと、大体3万回目の再挑戦に失敗した僕は、決まってキーボードを打ち破った。


「これが最後のキーボードだ…。」


引き出しから最後の予備キーボードを取り出した


そのキーボードを取り出し、決心した。

今回もクリアすべて注ぎ込んたら、 もうゲームをやめよう。


いくらヒドゥン·クエストをクリアしたアカウントが言い値だとしても,そこで壊れてしまったキーボード代を除けば,もう元も子もないほどだった


しかも、金になるのも、いったんヒドゥンクエストをクリアするという想定で金になるのだ。


クリアできなければうわごとだということだ。


「お願いだから一回だけ! 今回が最後だから! お願い!」


僕は心血を注いだ.

何千ものプレー時間を積み重ねてきた僕の知識と実力をりこうなるだ。


その結果


[クエストに失敗しました]


「やっぱわけないのか… 確かに僕がクリアできるできなかっじゃん。」


当然クリアできなかった。

僕にとって最初から不可能な戦闘だったのだ。


これであった情まですっかり尽きた.

何をしでかしてもいけないことはいけないのだ。

こんな時であればあるほど、きれいにあきらめる人が知恵のある人だ。


「赤竜… おまえもお疲れさま。」


それでも憎しみは長続きすると。

ほぼ半年間見ていた750レベルの赤竜も、いざもう見ないと思うと残念だった。


[もう僕は来ないよ。元気に過ごして。]


モニター画面の中の巨大な姿態を見せる赤竜の前で、僕はキーボードをたたきながらにっこりと笑った。


画面外の人生失敗者、その言葉がぴったりの男だったが、少なくともエルクレン·ファンタジーの中ほどではなかった。


クエストを進行していた間は「僕は僕のキャラクターと一体だった。 そう、そこで僕はもう一人の勇敢な戦士だった。


だからといって急にチョクリョンが答えるわけでもないだろうが、それでも僕なりの最後の別れのあいさつだった。

そして3000時間の苦労を見守ってくれた ドラゴンへの感謝のあいさつでもあったし。


[クエストを諦めますか?]


未練はなかった。

このクエストを放棄したら、おそらく高い確率で僕の命がかかっている間は、二度とヒドゥンクエストを見ることはできないだろう。


それで十分だった。

どうせ試してみても精神病が生じるだけで、得るものはなかった。 そのまま行かせてくれた方が僕にはいいことだ。


「 サヨナラ…。」


残念そうな顔で僕はつぶやいた。 クエストに投資した3000時間。 壊れたキーボード。 それらすべてが一瞬頭の中を通り過ぎた。


そして一度キーボード打鍵音とともに、僕はクエスト放棄ボタンを押した。


もう再び平凡な日常に戻るだろう。

信じて疑わなかった。


ところで、、、、


[クエスト放棄に失敗しました。]


"え…?"


最初は間違いなのかと思った。

しかし、「再び試みてもクエスト放棄に失敗した」というウィンドウが繰り返し表示されるだけだった。


[絶対に送らない…]


一瞬、僕しか存在しない赤竜の空間マップに見知らぬチャットが現れ始めた。


間違いなのかニックネームがクエスチョンマークで埋め尽くされたチャットは言葉を続け、その信じられない状況に僕は背筋に鳥肌が立ち始めた。


[逃さないよ。 絶対. 絶対. 絶対. 絶対. 絶対. 絶対. 絶対. 絶対. 絶対. 絶対. 絶対に…]


「何だ…!」


身の毛がよだった

誰かは知らないが、正常ではなかった。


他のユーザーがこの赤竜の空間に偶然入ってきたとしても、引き続きタイピングされるあのチャットは、これほどのホラー映画より恐ろしかった。


早くゲームを消さなければならない。

その考えがわたしを支配し始めた。 狂ったようにクエスト取り消しボタンをクリックした。


[クエスト放棄に失敗しました。]

[…失敗しました。]

[…失敗しました。]

[…失敗しました。]

[…失敗しました。]


結果は全て失敗。

焦った僕はパソコンの電源を切ってしまわなければと思い、電源ボタンに向かって手を伸ばした。


[逃げるな…]


僕が「電源ボタン」を押そうと手を伸ばそうとしている時もチャットが続き、僕が指先が「電源ボタン」と接するその瞬間。 僕の体が明るく発狂した.


ゲームをやりすぎて気が抜けたのか。

むしろ本当にそれであることを祈った。 つまり非常識な事を説明できる言葉が、僕にとってそれ以外に思い浮かばなかったのだから。


誰かに体が消えているから、助けてくれというとんでもない言葉を叫ぶ前に、僕の体は地球で完全に蒸発した。


僕が座っていた汚い部屋にはモニターだけが映し出されていた.


その画面の中には赤竜がにっこりとほほ笑んでいた。




***




「一体ここはどこ…?」


ひろがる広大な空間

僕はあちこち歩き回った.

一体僕はどこにいるのか。 なぜここに来たのか。


分からない点だらけだった。


何よりも、なぜ僕にこのようなことが起きたのか。

ゲームより現実を生きるためにクエストを諦めようとしたことが、それほど大きな過ちだったのだろうか。 さっぱり理解できなかった。


"あ"


背後から感じられる奇妙な感じ。

僕が振り向いたとたん、僕の事故が一瞬停止した。


一般の高級マンション一つの大きさに匹敵する大柄。

見る者をして畏敬の念を感じさせる赤い鱗と目、見つめるだけでも卒倒しそうな数多くの歯まで。


これが何であるかにすぐに気づいた.


ゲームの中の赤竜。

然う然う、まちがいなかった 半年の間、たった一日も欠かさず見てきたから僕は分かった。


逃げなければならない。

頭の中では強く主張した。 しかし、すでに力が抜けて座り込んだ足は、必死にその言葉を無視するかのように、足には力が入らなかった。


[やっと…]


巨大な赤竜の音が空気を振動させ四方八方に鳴り響いた.


すぐに信じられないことが起こった。

僕の目の前にいたドラゴンの胴体が赤い光を放って縮小し始めたのだ。 その神秘的な光景に僕はしばらく言葉を失って、それを見物し始めた。


ドラゴンの体は徐々に小さくなり,人の形をしてきた.


そして赤竜の体が完全な人間の形になったとき。


僕は何も言えなかった.

その光景が驚くからでもなく、赤竜の姿を見て恐怖に怯えたから、同じ理由でもなかった。


ただ人間の形に変わった聞き取った赤竜の姿が、息が詰まるほど輝いたからだ。


彼女はこれまで僕が見てきたどの女性よりも、どのモデルや俳優よりも美しかった。


「やっと会ったよ。」


赤竜は座り込んでいる僕に近づき、僕を抱きしめ、静かな声で僕の耳につぶやいた。


彼女からは甘い果実の香りがし、その香りに酔ったように僕は気がつかなかった。


「これからはず一緒にいるの…」


何もわからなかったのだが、その時の僕は、つかの間だが、一生、彼女のそばにいるのも、そんなに悪くないだろうと、つい考えてしまった。


「ちょ、ちょっと待って!!」


やっと気がついた僕は彼女を押しのけて,後ろに下がってしまった.


現在の僕の感情は当惑と混乱だった. 心臓の鼓動を我慢して正気を取り戻すのはそう簡単ではなかった.


「おまえ、おまえは誰だ!」

「大好き。」

「はぁ?それはどういう意味か?」

「君さえいればいい。 これ以上一人でいるのはいや…」


僕が赤竜をにらみつけて尋ねると、赤竜はいきなり僕に愛の告白をしてきた。


さっぱり理解できない言葉にまた聞き返そうとしたところ、彼女は悲しい目をしながら僕に徐々に近づいてきた。


なぜかその目を見ると抵抗できなかった。

赤竜はまた近づいてきて僕を抱きしめ、僕は何も言わずその胸に抱かれてしまった。


「大好き。君さえいれば何でもいらない。 だから一生一緒にいるんだよ。 この世界が終わるまで…」


言いたいことが山ほどあったが、一言も口に出せなかった。

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