24

 現在二十階層目に居る俺たち。新たなモンスターとの激戦を迎えていた。

 ギルティナイトが現れた。赤い色をした甲冑を被っている。そして斧を装備している。

 とても強そうだ。

 まずは一閃斬りを仕掛ける。ミヤは攻撃に入る。俺たちは同時に斬りかかった。

 しかしあまりダメージが通らない。分厚い甲冑に阻まれて剣が通らない。

 なのでもう一度俺は一閃斬りを仕掛けることに。今度は力溜めからの一閃斬りだ。

 破壊力が違うと思う。行くぞ!

 決まった。今度は申し分ない威力だ。しかしまだ敵も立ち上がるのでこちらももっと攻めることに。

 力溜めからの六連連続斬りだ。


「うりゃあああああああああ!」


 しかし今度は斧でガードされた。そして斧による反撃をしてくる。

 俺は剣でガードする。しかし斧の迫力がすごく剣で受け止めきれない。

 俺は後ろに吹っ飛ばされた。その間にミヤが攻撃しようとしている。

 しかしミヤもこちらに吹っ飛ばされてきた。

 そして俺たちは壁際に追いつめられる。

 しかしそんなピンチにも負けず俺たちは立ち上がる。

 力溜めからの六連連続斬りを仕掛ける。

 ミヤも力溜めからの攻撃に移る。


 今度こそウイークポイントを狙ってみせる。

 決まれええええええええええええええええ。

 結果は決まった。上手くいったのだ。ギルティナイトは倒れている。

 しかしまだ消滅していないので俺は一気に畳み掛けることにした。

 そのまま一閃斬りを仕掛ける。かなり効いているようだ。

 そして止めの六連連続斬りをぶつける。

 これにより倒した。ギルティナイトは光の粒子となって消滅した。

 かなりの強敵だった。雑魚とは思えない相手だった。


 しばらく進むとモンスターが待ち伏せしている。道の前で通せんぼしているのである。

 見た所あまり強そうなモンスターではないのでしかたなく戦うとするか。

 出てきたモンスターはミルキーデビル。黄色い体に大きな一つ目が印象に残るモンスターだ。体長は五十センチメートルぐらいしかない。とても弱そうだ。

 俺たちは普通に攻撃してみることにした。決して弱そうだから手を抜いているわけではないぞ。俺は技を使うのに気力を使っているからそれの節約だ。気力はMEPのことではないが見えないステータスだと思ってくれ。ただガス欠になったことはないので大丈夫だと思うが。


「じゃあさっそく倒さしてもらいましょうか」


「行きますよ!」


「ヒシシシシシシシッシシシシ」


 なんだが不気味な笑い声を発するモンスターだな。でもそんなの気にせず俺たちは攻め 続ける。とにかく攻撃あるのみだ。

 しかしその攻撃を全てひらりとかわされる。

 こいつ意外とすばしっこいぞ。

 そして敵の攻撃が始まった。


「フレアドル」


 ミルキーデビルはモンスター特有の炎魔法を唱えてきた。

 炎の塊が飛んでくる。俺たちはそれを避ける。

 何度も発射してくる。それでも避ける。

 もう一度打ってくる。なんともしつこい敵だ。俺は一閃斬りで炎魔法を真っ二つにする。

 そして今度はこっちの番だ。俺は六連連続斬りを仕掛ける。

 今度は決まる。苦しそうにうごめいてるミルキーデビル。

 しかし急に立ち上がって今度は別の呪文を唱えてきた。


「ネシル」


「!?……ぐああああああああああああああ!」


「ミヤいきなりどうしたんだ!?」


 ミヤが急に苦しみだした。左胸を抑えながら。

 やつめ一体どんな呪文を使ったんだ!?


「胸が苦しいのか?どこが痛む?」


「心臓だ……心臓が痛むとても痛むきりきりと痛む……」


「心臓!?つまり奴が唱えた呪文は……」


 心臓を痛める呪文……つまり即死呪文なのか。

 しかしミヤは抵抗力が強かったから一撃では死ななかったということなのか?


「ネシル……ネシル……ネシル!」


「ぐああああああああああああああやめてくれええええええ」


「この野郎!ミヤをこれ以上苦しめるなあああああ!」


「ピジェアアアアアアア!」


 俺はいつの間にかミルキーデビルに剣を突き立ててた。

 ミルキーデビルは一撃で絶命した。

 俺の憤怒の一撃は今までのどの技よりも威力があったようだ。

 ミヤは急に楽になったようだ。


「はあはあはあ……苦しかった……死ぬかと思いました」


「ミヤ!大丈夫か本当に……まだ苦しかったりしないか?」


「いえ……もう大丈夫です楽になりました」


「そうか本当によかった」


「では先を進みましょう」


 俺たちは先を進むことにした。二十一階層目の階段が見つかったので下りてみることに。

 そして二十一階層目はモンスターだらけだった。俺たちは順番に倒していくことにした。

 ニ十体ぐらい倒したところでレベルが上がった。これでレベル16になった。

 そして先を目指すのだがまたもや先を進んだら二十二階層目の階段がありそうなところに門番の様にモンスターがいる。これは避けて通れなさそうだ。

 しかたなく戦うことにした。

 スティンガーナイトが現れた。槍のようなものを持っている銀色の甲冑だ。

 いきなり突っ込んで来た。速い。俺は咄嗟にかわす。そして反撃の居合斬りを仕掛ける。

 決まった。なかなかのダメージだ。そしてそのまま六連連続斬りを仕掛ける。

 ミヤはそのまま退避してもらっている。ここは俺一人で十分だ。

 六連連続斬りが決まった。今度も良いダメージ。そして一閃斬りを叩き込む。

 槍で今度はガードしたか。しかしそれでも今度は俺のターンだ。

 六連連続斬りを決める。


「喰らいやがれ!うりゃああああああああああああ!」


 スティンガーナイトは完膚なきまで倒された。そして光の粒子となって消えた。

 そして俺たちは先に進んだ。二十二階層目の階段が見つかったのだ。

 俺たちは歩を進める。このまま行けるとこまで行ってやるのである。

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