解説への応援コメント
『雨月物語』のなかの物語には、印象深いものが多いですよね。『淺茅が宿』はどうしても妻の立場に立って読んでしまうので、本当に悲しく切ない気持ちになります。こうして現代語訳で読ませていただいて、より情景が鮮やかに頭のなかに広がり、妻の想いが胸に迫りました。
紅色吐息さんの筆により、現代の短編として深い味わいのある作品にしあがっていたと思います。読ませてくださってありがとうございました。
それにしても、当時の読者さんも同じような感想を抱いたのでしょうか。もしかしてその頃は、戦乱が原因でこの夫婦のような別れ方をする人たちも少なくなかったのかもしれないですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
これは200年ほど前に書かれた作品です。
当時は徳川の末期で国内に戦争は無く、屋台では寿司が売られ、浮世絵や読み物がもてはやされていたようです。日本は寺子屋制度のおかげで識字率が高く庶民も字が読めたので浄瑠璃物などの読み物や春本などが売れれてたようです。浮世絵のように版画の技法で本が作られていたようで大量生産が出来たわけですね。その原版も発見されています。
江戸時代に読書が流行してたなんて、大河ドラマでも出て来ませんから・・テレビの時代物はダメですね(笑)
タイムマシンが有るなら、私が行きたいのは江戸時代です。
解説への応援コメント
お邪魔いたします!『淺茅が宿』は初めて読みました。
こうして現代語訳で書いていただけると、物語に浸れて有難いです!
時代背景はたしかに200年前ですが、人の想いは今と変わらず、むしろ今より簡単に命が亡くなる世界で、今以上に情に篤い関係性が築かれていて、濃密な人間ドラマが創り出されている様に感じました。
こんな風に物語に浸れるのも、桃色吐息様が読みやすい物語に書き起こしてくださったからですね。見事でした✧(*´꒳`*ノノ゙✧パチパチ
作者からの返信
お褒めの言葉ありがとうございます^^
江戸時代後期は木版の印刷技術が完成し世界に先駆けて庶民の書籍文化が花開きました。そのおかげでこのような作品が数多く残されているのです。
その辺りについては(続、目から鱗の雑学エッセイ・・江戸時代の印刷本に付いて考察する。)で書いていますので興味が有れば読んで見て下さいね^^