レビューの具体例。

 前の記事がわりとふわっとしていて具体性にかけるので、実際にどうやって書くのかをちまっと。

 なお、予約公開設定を間違えて記事の順番が入れ替わってるのは内緒です。


 閑話休題。

 レビューを書く時は、書きたい作品を読み込んでから、一番前面に出ているのは何だろうと考えます。それを短い一文にまとめてキャッチコピーにする。

 さらに作者様が重きを置いているであろう表現なりテーマなりに触れながら作品の内容を紹介する。

 最後に自分にとってツボにはまったところなど、率直な感想を書く。

 ね、お手軽でしょう?


 実際にワタクシがカクヨムで書いたレビュー例をいくつか挙げてみましょう。


 まずTwitterを始めた頃からお世話になっているレビュアーの crazy’s7@レビュー師with優人さん(@crazy-s7)の「お奨め作品レビューまとめ(各種小説投稿サイトの作品)」(https://kakuyomu.jp/works/16816452218504905568)に書いたもの。


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「愛あるレビューで素敵な出会いを」

 沢山のWEB小説を読み込んできたななさん、ゆうとさんがそれぞれの作品への愛とリスペクトを籠めて丁寧なレビューを綴っています。

 作品の良いところをひとつひとつ具体的に挙げてくださっているので、しっかり読めばきっと貴方の好みにぴったり合った一作が見つかるはず。


 愛あるレビューで素敵な作品との出会いと、物語の世界に浸る心地よいひと時をぜひ♪

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 こちらの作品はタイトルからも一目瞭然の通り、ななさんことcrazy7さんがWEB作家さんの作品を読み込んで、創作方法などを丁寧に取材しながらあらすじ、注目点などをわかりやすくレビューした作品です。

 ななさんはこの作品を通して読者に様々な作品との出会いを提供することを考えておられるので、キャッチコピーは「愛あるレビューで素敵な出会いを」としました。

 次に作品の内容や作者様のこだわりについての紹介。

 最後に自分の感想というか意見を一言。

 あまり長く書くとレビューを読む人もつかれてしまうと思いますので、分量は毎回この程度に納めています。


 次に lachs ヤケザケさん(@lachs-yakezake2255)の「物語終了課」(https://kakuyomu.jp/users/lachs-yakezake2255)に書いたもの。


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「創作する方全てに読んでいただきたい名作!!」

 もうあらすじの時点で面白すぎ。一話読めばもう夢中。

 役人政治家あるあるネタから始まりサブカルから純文学まであらゆるネタを突っ込みつつ、しかも元ネタを知らない人でもコメディとして充分に楽しめる(ココ重要)

 溢れるセンスにはただもう嫉妬しつつ続きを渇望する他ありませんね。

 この作品のおかげでワタクシも自作が煮詰まった時に「エタったら奴らがくる」と思ってなんとか先を続けることができています(笑)

 ぜひともメジャーデビューして「夢オチは大臣承認」を社会の常識にしてほしい。   これを読めばあなたもエタらせません!!

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 こちらは未完で放置されている物語が暴走して現実を侵食すると言う怪現象を防ぐため、未完のまま放置させた作品に結末をつける「物語終了課」という役所の職員たちの物語です。

 素晴らしい作品なので内容についてはぜひ作品そのものを読んでいただきたく、詳しい説明は抜きにしますが、「プロットを立てずに書いていた作品が途中で先が思いつかなくなって未完のまま放置してしまう」という、小説を書いている人ならば誰でもあり得るシチュエーションを何ともユーモラスな「世界の危機」に発展させてしまっている点が秀逸です。

 知恵を絞って物語を強制終了させるにあたり、物語の世界の住人達の人生について、さらには創作というもの自体について考えさせられる良作です。

 そして読むたびに思うのです。「絶対に自作をエタらせてはならない」と。


 というわけで、最初のキャッチコピーは「創作する方全てに読んでいただきたい名作」としました。物書きならば誰にとっても他人事ではありませんから。


 そして次に作品についての紹介。

 こちらの作品は様々な文学作品のパロディや、現実社会への風刺が至る所にちりばめられています。素晴らしいのは、元ネタとなる名作や役所の慣習などを知らなくてもハイテンションなギャグとして面白く読める点。元ネタがわかれば更にパロディとして面白く読めるわけですが。

 そして作品のテーマである「物語を完結させること」についても一言。

 最後に自分の感想と言うか煽り文句ですね。


 概ね、こんな感じでレビューを書いています。

 ほとんどノリと勢いじゃないか?って。

 まぁ、「読んで面白かった」という勢いのまま書くものなので、あまり構えず気軽に書き込んでますよ~ということで。


 「なんだ、この程度のものならすぐに書けるじゃないか」と思った方はぜひあちこちで好き勝手にレビューを書きまくって推しに読者様の目をくぎ付けにしてください♪

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