【十二】失恋三年寝太郎
むかーしの事じゃった。
3年仕事もせず、ずっと寝まくる、ニートのおじさんの寝太郎がおった。
おっかあや村人たちもご立腹だ。
日照りが続いている村で、作物が取れずに困り果ていた。
寝て過ごす寝太郎を殺してしまえと寝込みを襲おうとした。
だが突然起きた寝太郎は、渓谷に向かった。
渓谷に来ると大きな岩を力を込めて転がした。
すると大きな岩は谷から落ち、川の水を止めている岩石を砕いた。
すると田んぼに水が流れ込んだ。
それを見た村人たちは、作物が取れると寝太郎を褒め称えた。
息子の偉業におっかあは寝太郎に惚れた。
おっかあは、気持ちが治らず「あちきの旦那になれよ寝太郎」と告白した。
すると寝太郎は、「お前、おっかあじゃねーか」と渾身の告白を跳ね除けまた眠りについた。
フラれたおっかあは叫ぶ!
「ちきしょー!」
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