第6話 エルザの怒り&動き出す脅威

「何勝手に終わらそうとしてるの?話しはまだ終わってない」


エ、エルザ?なんかご立腹でいらっしゃいます?なんかめちゃくちゃ黒いオーラ出てるんだけど?


「な、何だい?エルザ?君もジースのの味方につくのかい?なぜ?君はジースの事が嫌いなんだろ?あ、そうか君もジースに思うところがあるんだね?うんうんそうだよね────」


────瞬間パチンッ!っとエルザがネクロの頬に平手打ちをかました…


「イ、イテェ!な、何すんだ!エルザ!」


「ジースの事を嫌いって私言ったことないけど勝手に捏造しないでくれる?」


「な、なんだと!?だってエルザ君はいつもジースに冷たくしてるじゃないか!ジースが君に話しかけようとしてもすぐ冷たくあしらったりして!それを嫌いじゃないなんて冗談だろ?」


「そ、それは…だって、ジースと話すと頬が緩んでしまって────」


と、エルザがボソボソと何かを言った瞬間────ゴゴゴっと地震が起こった


「な、何だ!!?この揺れ!?尋常じゃない大きさの揺れだ!!!!」


「み、皆さん!!緊急事態です!!「嘆きの森」から大量のモンスターが出現!!その数少なくても四万!!ギルドマスター直々の命です!Aランク以上の上級冒険者様達は強制参加で戦える冒険者は皆様出陣お願いします!!」


っとギルドの受付嬢が早足で全冒険者に出陣命令を出した


「な、四万だと!?その数をどうやって倒せばいいんだよ!?」


っと冒険者達が慌てていると


「全員落ち着け!!意思もねぇモンスターどもが四万も一斉にこの街に動くとは考えにくい!!」


「な、じゃあつまり!!?」


「ああ、簡単なことだ、誰かこの四万という数のモンスターを指示している黒幕がいるってことだ!それもSSランクいや、下手したらSSSランク以上のモンスター!最悪四天王、もっと最悪なのが魔王だ!!魔王が自ら責めてきたのかもしれん!!!」


────魔王、この世に君臨する最強最悪の絶対悪、この世界に魔王は七体いるその七体はそれぞれ七つの悪魔を宿しているそう

────七つの大罪、これが悪魔の正体だと言われている、その魔王が来てるとなると…やばい、兎に角ここから逃げるか────


「じゃあ、私たちが率先してモンスター達を倒します!ネクロ、エディル、ジー…行くわよ2人とも!」


「 な!?エルザ!あの四万と言うモンスターに立ち向かうって言うのか!?しかもここから見る限りモンスターは全部Aランク以上のモンスターだ!」


「知ってる!でも私たちが戦わないと誰がこの街をまもるの?貴方達が戦わないと言うなら私は1人ででも戦う!ジースだったら絶対そうしてるから」


「ぐっ!エディル!君はどうするんだい!?」


「俺は勿論行くぜ?ジースならそうするからなそれにこの街を穢れたモンスターどもにおめおめと入らせてあげるかよ!」


と、エディル、エルザはそう言ってネクロを1人置いて嘆きの森に向かって行った

…やれやれ、エルザ、エディルお前らって奴は

さてと、俺もボチボチ行きますかね!エルザに傷が付いたらいけないからな!

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