第2話 英雄と同じ舞台上



「ずっと一人で戦って来たんだね」


「でも、もう。いいんだよ」


 私は責めない。

 失敗しても 君を責めない

 一人にだけに重責を背負わせたりしない


 国の行方

 大勢の命

 世界の未来


 重たいものを背負っているね

 とても辛い思いで 背負って来たんだね


 でももう

 一人でいるのはやめにしよう

 その荷物を私達にも分けてほしい


 だってそれが仲間ってものでしょう?




「ストーリー」

 彼女は立場のあるものだった。

 人の上に立つものだった。

 ずっと一人で、その場所にいた。

 けれどもう、私達はその場所に追いついたから。


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