日記ー1

11月2日

最近友達の様子が可笑しいなと思う。

授業が終わるとお話ししたり、遊ぶこともできたのに今は泣いていたり、ずっと笑っていたりする。


そうゆう風になった友達は暫くすると授業に来なくなる。

気になって先生に聞いたら、最近は試験が難しくなったらしい。

「どうして試験が難しくなったの?」

「お外に悪い人が増えたので、あなた達がしっかり身を守れるようにしなければならないの」

先生は私の頭を撫でなて、私は優秀だからと教えてくれた。


嬉しかった。



11月8日

今日から薬の量が増えると言われた。


11月12日

最近は毎日あったのに、今日は試験がなかった。久しぶりにお庭に行ってお散歩していたら中から先生が走って出てきた。 多分お姉ちゃんと追いかけっこをしている様だった。先生がみんな白い服を着ているのが不思議だった。


11月13日

今日も試験がなかった。それにお部屋からも出てはいけないと言われた。お人形で遊ぶことしかない。


11月17日

お姉ちゃんと遊んでいた服を着た先生と試験をした。あの時も遊んでいたのではないらしい。

いつもより疲れた。


12月1日

最近はお姉ちゃんを見なくなった。

秘密のお部屋に行ってもいないので寂しい。

上手に行けるようになってきたのに残念


12月4日

今日叱られるかもと思ったけど、お姉ちゃんのことが気になって先生に聞いてみた。

別のところに移ったと言われた。叱られなかったけど、寂しくて泣いてしまった。

先生が私に頭を撫でてくれた。きっと先生も寂しいのだと思う。


12月13日

誰もいなけど秘密の部屋で最近は遊んでいる。

そしたら女の人がいた。髪の毛も金髪だったから、最初はお姉ちゃんだと思った。でもすぐに違う人だとわかった。もっとお姉ちゃんだった。秘密の場所には今まで先生でも入ってこれなかったので不思議に思って話そうと思ったらすぐに消えていなくなってしまった。誰なのだろう?

大人のお姉ちゃんが裸だったもっと不思議だった。


12月14日

今日も秘密の部屋に行ってみたけど誰もいない。

また、お薬の量が増えた。あの薬を飲むと頭がふわふわして夢の中にいるみたいなる。


12月17日

秘密の部屋に行っていることが先生にバレてしまった。

危ないので行っては行けないと怒られた。

でも、先生も行ったことはないと言っていた。多分行き方がわからないのだと思う。

あそこは色々なものが見えて面白いから行くのをやめるのは難しい。


12月24日

大発見!!

秘密の部屋からいろんな人の様子が見える。

先生がどこにいるかとか、何をしているかとかぼんやりだけど見ることができるみたい。

先生の一人が夜中に何かを食べているみたいだった。バレないようにしているのが面白い。見えているのに。



12月26日

また発見

人の様子を見るときに私の魔力を残したものなら、はっきりと人が見えるようになるらしい。

試験中に持っていいった人形が、また先生に没収されたけど、その人形を見ようとしたら先生の周りの様子もしっかり見えた。何か喧嘩しているみたいに怒っていた。

もしかしたらつまみ食いしていたことがバレて怒られているのかも。

12月31日

もうすぐ今年も終わる。

今年は生誕祭もなかったし、先生もピリピリしている。お外の様子はわからないけど、悪いんだと思う。

悪い人がこの国の人たちに乱暴をしているので、私たちが頑張って魔法を覚えてやっつけるようにならなくちゃいけない。


1月3日

今日から試験がまた厳しくなった。

先生もこの前見た白い服を着ていて、すごく重そうだった。試験中はすごく頭が痛くなった。隣の部屋の子が倒れたみたいで運ばれていた。こんな辛い試験をすれば当たり前だと思う。


1月4日

今日は体が重いので一日ずっと秘密の部屋に行っていた。

あそこなら体が重いとかわからないから、前から会う人みんなに魔力をつけておいたので、周りの様子をみたら、つまみ食いの先生を見つけた。

子供を体を食べていた。なんでそんなことするのわからないわからない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る