第151話

 さて、それじゃあクリステラたちの援護に向かおうか、と思ったら、既に大勢は決しようとしていた。


「ぐあっ!?」

「くそっ、この狼、速い!」

「剣がかすりもしないなんて!」


 ウーちゃんは縦横無尽に大活躍だ。群がる近衛兵共をスピードで翻弄し、鎧の隙間を的確に見極めて牙を食い込ませている。時折兵を咥えたまま振り回し、完全に包囲されないよう冷静に立ち回っている。

 うむ、余裕だな。大きくて速くて賢くて可愛い。うちの子が完璧すぎる件について!


 そして、本命というか本題のクロイス君対クリステラたちはと言うと……。


「はあっ、はあっ。っくそっ、なんで当たらないんだ!?」

「おほほほっ、まるでお話になりませんわ! うちの訓練はもっと苛烈でしてよ!」

「そうね! 魔法の威力も弱いし、どこを狙ってるのか丸わかりだし!」

「くうっ……」


 クロイス君が泣きそうになっていた。いや、既にその目には涙が溜まっている。

 大勢居た近衛兵は狼一匹に蹴散らされ、自分の魔法は相手に通じない。頼みの綱の大将軍は一撃喰らって伸びてしまっているし、左将軍は逃げ出してここにはいない。

 なんでこうなったと、こんなはずじゃなかったと、その目が訴えている。まぁ、自業自得なんだけどね。

 クロイス君が突き出した左手をジャスミン姉ちゃんに向ける。


「ブラック、左手はまやかし! 土魔法が来ますわ!」

「見えてる! 視線でバレバレよ!」


 ジャスミン姉ちゃんが横に飛ぶと、一瞬前まで居た場所の床が砂地に変わる。なるほど、クロイス君はノールックで魔法を放てないのか。視線の先に気を付ければ避けられると。しかも、魔力を練り上げるのが遅い。これじゃテレフォンパンチならぬテレフォンマジックだ。余裕で避けられるのも仕方がない。

 クロイス君の魔法はもう打ち止めだな。体を覆う気配が弱々しい。次に魔法を放てば、魔力が枯渇して気を失うだろう。全属性だなんて煽てられて、鍛錬を怠ったな? あなたには功夫クンフーが足らないわ。


「くそっ、くそっ! どいつもこいつも、なんで僕ばっかり!」


 クロイス君が腰に提げた刀を抜く。刀なんかそんなもの作ってる暇があったら体を鍛えろよ。

 そういえば、一人称が『余』から『僕』になってるな。追い詰められて地が出てきたか。


「何の事を言っているのか分かりませんけど、自分の行動には責任を持つべきですわ!」

「そうよ! 悪いことをしたらゲンコツを喰らうのよ!」

「うるさい! 僕は皇太子なんだ、偉いんだ! 魔法だって使えるようになったし、権力だって財力だってある! もういじめられてた昔の僕じゃないんだ!」


 皇族であるクロイス君がいじめられてた? ああ、前世の話か。それでミリタリーや刀だったわけだな。いじめられっ子は刃物や銃に強い興味を持つことが多いらしいから。

 なるほど、その憂さ晴らしじゃないけど、コンプレックスの裏返しがこの武力侵攻と一連の計略というわけか。その気持ちは分からないでもないけど、でもなぁ。


「自らの努力で手に入れたものは何ひとつありませんな(ぼそっ)」

「っ!?」


 あっ、クロイス君がビクッと震えて硬直してしまった。どうやら急所を突いてしまったようだ。いままで自分でも気付かないふりしてたのに、ピンポイントで指摘してしまったらしい。ごめんごめん。


「「隙あり!」」

「へぶぅっ!?」


 動きの止まったクロイス君の刀をクリステラの細剣が跳ね上げ、無防備になったクロイス君の顔面をジャスミン姉ちゃんの左回し蹴りが捉える。蹴りを喰らったクロイス君は後方三回転半してうつ伏せに倒れ込み、動かなくなった。


「ブラック、いい蹴りでしたわ!」

「ホワイトも綺麗な剣捌きだったわよ! 見惚れたわ!」


 うむ、ふたりともいい動きだった。少なくとも、現在進行形でウーちゃんに蹴散らされてるジャーキンの近衛兵共よりはいい動きだった。


「どうなさいます、お嬢様方? とどめを刺すなら今のうちですが?」

「……やめておきますわ。ビー……グレイと一緒になれる切っ掛けを作ってくれたと思うと、殺したいほどの憎しみは湧きませんし」

「アタシはスッキリしたからもういいわ! これで少しは懲りたでしょ!」


 ふたりとも甘い。けど、その甘さは嫌いじゃない。ふたりがそれでいいと言うなら、それで構わない。何かあったら俺が守ればいいだけの話だ。

 それに、こいつはもうお終いだ。


 こういう輩は反省なんかしない。だって、悪いのは自分じゃなくて思い通りにならない世間だと思ってるから。自分は悪くないと思ってるんだから、反省なんてするわけがない。禍根を断つなら、今息の根を止めるべきだ。そうしないと、何度でも罪を犯す、繰り返す。

 前世では、そういう奴が繰り返し罪を犯す土壌があった。法律上の罰金を払ったり刑期を終えたりすれば罪を償ったと看做みなして、どんな悪党でも釈放されてしまうからだ。

 人の心を見通せる技術がない以上仕方がないんだけど、出獄した後、再犯でより凶悪な罪を犯したというニュースを見るたびに司法の限界を感じたものだ。

 けど、この世界はそんなに甘くない。罪を犯したら即、奴隷に落とされたり処刑されたりする。そこに犯罪者への慈悲はない。それはそれで厳し過ぎると思わないでもないけど。

 俺たちが荒らしまわったから、ジャーキンの国内はガタガタだ。今回の戦争は王国の勝利で間違いない。

 ジャーキンの法律がどうなってるかは知らないけど、戦勝国である王国が要求すれば、ジャーキンもクロイス君の処罰を拒否することはできないだろう。

 しかし、それは貴族である村長や王様の仕事だ。だから、俺たちの用件はこれでお終い。これ以上手を出すべきではない。


 近衛兵共を全員片付けたウーちゃんもやって来る。尻尾をピンと立てて誇らしそうだ。よしよし、偉いぞう! 


「うぐっ……クソ、こんなところで終わってたまるか」


 意識を取り戻したクロイス君が、鼻血を流しながら体を起こす。懐に手を入れて抜き出したものは黒光りする鉄塊――リボルバーだ。やっぱり作ってたか。銃口は一番近いジャスミン姉ちゃんに向いている。


「貴様だけでも道連れだ! 喰らえ!」


 乾いた発砲音が、石造りのホールに三回連続して鳴り響く。そして、それと同じ数だけの金属音も。

 その銃撃で倒れた者は誰もいない。


「な、なに?」


 クロイス君が懐に手を入れた時点で、俺はクロイス君の周りに平面を張って隔離しておいた。もしかしたら自爆もあるかもと思って。ポチッとなってか。実際は一番ありがちなリボルバーでの銃撃だったけど。

 平面に止められた鉛玉は、ちょっと不格好なマッシュルーム状に変形して転がっている。その程度の威力では、俺の平面は破れない。


「銃があることは存じております。それを小型化したり大型化したり、連射できるようにすることも予想の範囲内です。対策しないわけがございませんでしょう?」

「くそっ!」


 懲りずに続けて引き金を引くクロイス君。でも、何発撃っても結果は変わらない。鉛玉のキノコが量産されるだけだ。食べたら中毒になる毒キノコ。〇リオも食べない。

 ついには弾が切れ、ガチガチと撃鉄の落ちる音だけが響く。


「そ、そんなバカな……あっ!」


 俺は平面を解除すると、呆然とするクロイス君に近寄り、リボルバーをその右手から毟り取る。そして。


「理由はどうあれ、お嬢様方を撃とうとしたのは許せませんな」


 本気の回し蹴りをクロイス君の側頭部に叩き込み、その意識を完全に刈り取った。

 今回だけは同郷のよしみで、命までは取らないでおいてやる。二度目はないからな?


 さて、これでもう用事は済んだ。増援が来ないうちに帰るとしますか。家に帰るまでが復讐です。皆さん、気を付けて帰りましょう!



 その後、海上を悠々と東へ向かう海エルフたちを乗せたマイシップと合流し、海岸近くの海上で一泊したのち、俺たちは無事、王国領海へと辿り着いた。

 いやぁ、長かった……こともないか。開拓村で依頼を受けてから半月も経ってないな。体感では結構な長期間だった気がするんだけど、やっぱり子供の体は時間の流れが遅いのかもしれない。いつもプチ・アクセ〇バースト状態だ。


 国境のエルツ河、その東岸にある王国軍の砦に寄ると、既に村長が前線に戻ってきていた。俺と開拓村で別れた後、村長も間もなく旅立っていたそうだ。それでも砦に到着したのはつい二日前だとか。司令官は大変だな。

 一刻も早く家に帰りたいところだけど、ちゃんと依頼達成を村長に報告しなければならない。その証拠であるジャスミン姉ちゃんを村長に提出だ。


「……」

「……」


 空気が重い。いや、重力フィールドは使っていない。単なる比喩だ。物理的に重いわけじゃない。

 けど、物理的じゃない力は発生してるかもしれない。魔力はこの世界じゃ普通に存在してる力だからそういうものでもなく……氣というか、念というか、なんかそういうやつ。俺は具現化系。

 謎の力の正体は不明だとしても、発生源は部屋の中央で向かい合って座る親子だ。それは間違いない。


「オレの事を思っての行動であったことは分かっている。それは素直にありがたいと思っている」

「ホント!? それなら!」

「が、貴族の子女としての分別がなさ過ぎる。思慮が足りな過ぎだ。ビートがいなければどうなっていた? 今回の一件、命があっただけで僥倖だ。最悪の場合死ぬこともできず、奴隷として一生汚辱に塗れて生きることになっていたかもしれんのだぞ?」

「ううぅ……」


 ジャスミン姉ちゃんは絶賛お説教中だ。

 まぁ、今回は暴走がひどすぎた。よく無事だったものだ。そういう意味では、やっぱりジャスミン姉ちゃんは持ってる・・・・と言えるかもしれない。リアルラックが高いのはズルいよなぁ。


 ここは最前線の砦だから、居住性はとても低い。宿泊施設もほとんどなくて、兵士の皆さんは砦の中庭に幕舎を建てて寝泊まりしている。数少ない砦内の寝室を使えるのは、一握りの高級士官だけだ。

 今俺たちがいるのもそんな高級士官用の部屋のひとつで、ぶっちゃけ村長が使っている部屋だ。司令官だけあって砦内でも一番上等な部屋のようで、十二畳くらいのリビング兼執務室みたいな部屋と六畳くらいの寝室が繋がったスイートルームになっている。それほど広くはないし調度品も華美ではないけれど、中庭でのテント生活に比べれば雲泥の差だ。


 ちなみに、他の皆は陸に横づけした船の周りで野営をしている。なにしろ、砦は兵隊さんでいっぱいで、男ばっかりだ。うちのメンバーはもちろん、救助してきた海エルフも美形揃いだから、兵隊さんの中に放り込んだら血迷う人が出ないとは言い切れない。

 もし男の海エルフ・・・・・・に血迷う兵隊さんが出てしまったら……誰得?

 そんな訳で、皆には砦に入らずに野営してもらっている。


 丈夫そうなパイン材のローテーブルを挟んで、村長とジャスミン姉ちゃんが向かい合って座っている。

 ジャスミン姉ちゃんは、折角大きく成長した体なのに、これ以上ないくらい身を縮こまらせている。お父さん大好きっ子だから、村長に怒られるのが相当堪えているんだろう。

 村長はいつも通り、ムキムキゴリゴリだ。組んだ腕が、ボンレスハムを繋ぎ合わせたみたいに見える。タコ糸巻いたら更にそれっぽく見えるかも。

 俺はひとり窓際に立って、そんなふたりの様子を見ている。

 親子の会話を聞くのもどうかと思って出て行こうとしたんだけど、『お前は身内みたいなもんだ』と言われて引き止められてしまった。誰かがお説教されてるところなんて、見てて楽しいものじゃないんだけどなぁ。


「ふぅ。なにはともあれ、無事で良かった。ジンジャーには俺から伝えておく。お前は王都に戻って、残り半年の学生生活をやりとげなさい」

「はぁい……」

「卒業したら村で花嫁修業だ。まだ相手は決まっておらんが、いずれ婿を取って俺の跡を継いでもらわなければならんからな」


 ジャスミン姉ちゃんが嫁か。なんか想像出来ないけど、貴族だもんな。村長も子爵になったことだし、跡継ぎは確かに必要だ。

 これから村長とジンジャーさんの間にふたりめの子供が生まれるってことも考えられるけど、もし生まれなかったらジャスミン姉ちゃんの旦那さんが跡を継ぐことになる。


「……やだ」


 お、ジャスミン姉ちゃんが村長に逆らうとは珍しい。お父さん大好きっ子だから、いつもは言うことを素直に聞くのに。


「何故だ? 村は嫌いか?」

「ううん! 村は好きよ! ご飯は美味しいし、のんびりしてるけど時々刺激的だし!」


 その刺激って、もしかして森から出てくる魔物のこと? アレに刺激を求めたらだめだよ? 戦闘マニアになっちゃうよ?


「でも村に帰ったら、今度はいつ外に出られるか分からないじゃない! アタシ、もっといろんなものを見てみたいの! ちゃんと冒険者になって、世界中を見て回りたいの!」


 なんか、どっかで聞いたようなセリフだな……って、俺が村を出る前に、村長に言ったセリフじゃん。村長がチラリとこっちを見る。いやいや、俺は何も言ってないよ! 首をブンブン振って否定する。


「ジャスミン、お前も聞いたと思うが、俺は子爵に任じられた。領主としてあの村を守り、育て、受け継がせていかねばならん。そして、お前は俺のひとり娘だ。この意味は分かるな?」

「……分かってるわよ、そのくらい。相手が決まったら戻ってくるわよ」

「しかしな、冒険者をしていた娘というのは風聞が悪い。それに怪我をして痕が残れば、それだけでキズモノと言われてしまう。ただでさえ危険の多い辺境の小領主だ。ますます相手がいなくなるぞ?」


 そうなんだよねぇ。冒険者っていうのは荒くれ者が多いから、女の冒険者も同じように見られてしまう。つまり、男勝りな暴れん坊か、男を手玉に取る阿婆擦れのように思われてしまうわけだ。嫁候補としては忌避される職業だよなぁ。


「そのときは村の誰かを婿に……そうだ! ビートを婿にすればいいわ!」

「えっ、僕!?」


 急にこっちへ話を振るんじゃありません! しかも、よりにもよって俺を婿にだと!?


「そうよ、ビートと一緒に冒険者をやって、子供ができたら村に帰って子育てするの! 知らない誰かより気心の知れたビートのほうが安心だし、辺境での暮らしにも慣れてるわ!」

「ふむ、ビートを婿に……悪くない話だな」


 ちょっと、ちょっとちょっと! 顎の傷を撫でながら、ナニ納得してるの村長!


「ビートは年齢の割にしっかりしているし、頭もいい。村の皆もそれは認めるところだ。俺の跡を継いでも問題は起こらんだろう。何より魔法使いだ。貴族としては文句の付けようが無いな」

「いやいや、成りたてだけど、僕も貴族家の当主だからね!? これから男爵くらいにはなるつもりだから、村長の跡は継げないよ!」

「問題ない。俺の跡を継いで子爵になったら、生まれた次男以下の子供に浮いた爵位を継がせればいい。長男は子爵、次男は男爵。子供も安泰だろう」

「ナニソレ!? そんなことできるの!?」

「魔法使いは貴重だからな。その血統を繋いでいくための制度だ。王家の許可は必要だが、お前は陛下のお気に入りだ。問題なかろう」

「でしょ! 魔法使いと一緒なら冒険の危険も減るし、全部丸く収まるわ!」

「うむ、陛下には俺からお伝えしよう。グレンにはビンセント経由で手紙を届けるか。ビート、お前からも一筆送っておけ」

「いやいや、本当にそれでいいの!? 僕、これからも冒険するよ? 外国にだって行くよ!!」


 そうだよ、危険と隣り合わせの冒険者なんだから、もしかしたらジャスミン姉ちゃんを危ない目に遭わせてしまうかもしれない。俺は万能じゃないから、いつも守ってあげられるとは限らない。


「ビート、お前はもっと自信を持っていい。俺はこれまで、冒険者として数々の猛者と手合わせしてきた。その俺が手も無くあしらわれたのは、冒険者として独り立ちして以降はお前だけだ。剣聖と謳われた現国王陛下と対峙したときでさえ、あれほど一方的ではなかった。お前は強い。娘を任せるのに、お前以上の適任はいない」

「村長、でも……」

「何よ! アタシじゃ不満だって言うの!? ビートのくせに生意気ね!」


 ジャスミン姉ちゃんが立ち上がって、俺の前までやってくる。腕を組んで俺を見下ろす。組んだ腕に立派なものが載ってらっしゃる。下から見上げると大迫力だ。昔はツルペタだったのに立派になって。

 顔もそばかすが消えて美人になったし、背が高すぎる点を除けば外見はパーフェクトだ。まぁ、俺はどっちかっていうと控えめで上品な胸、つまり『品乳』の方が好みなんだけど。


「いや、不満とかじゃなくて」

「だったらいいじゃない! ビート、アタシと結婚してお父さんの跡を継ぎなさい! これは『お姉ちゃん命令』よ!!」


 ぐはっ! 出たよ『お姉ちゃん命令』! 弟属性を持つ者には決して逆らうことができない絶対命令! この世の理不尽の塊!


「そ、村長!」

「ビート、諦めろ。貴族は自分で結婚相手を決められん。お前が成人するまでは婚約でいいし、結婚する時も派手な式を挙げる必要はない。冒険の間は面倒だろうが、守ってやってくれ。お前ならできる。いや、お前にしかできん」


 アカン、もう逃げ場がない。まさかジャスミン姉ちゃんと婚約することになるとは、腐れ縁ここに極まれりだ。幼馴染みが婚約者なんて、何世代前のギャルゲーだよ。


「これからもよろしくね、ビート!」


 マジか。

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