③⇒〖絶体にできない状況にする〗

『こうなれば、問題の根っこの部分から潰しましょ』

『根っこ?』

『そう。根っこ。空君の』

『俺の?』

『俺の』

『植物じゃあるまいし、根っこなんて生えてませんですけども』

『あるでしょ。ほら、男性になら誰にだってあるアレだよアレ。汚くておっかない、アレ』

『え⋯⋯。ぇ⋯⋯⋯⋯え?』

『あーもう焦れったいっ! はい! 脱ぐッ!』

『ちょ、ちょっと、』


 いつの間にか変なスイッチの入っていたわたしは、彼のズボンを勢いよく下げては、ブツを掴んだ。


『あれ、おっきくなってない』

『こんな状況でおっきくなってる方がどうかと思うんだけど!?』

『じゃあ早くおっきくしてよ』

『そんな無茶な⋯⋯』


 ん? ⋯⋯そうか。無理にボキッといかなくても、このままの状態を維持できればいいわけか。なるほど。


『空君、先に謝っておくね』

『うん謝らなくていいよ怖いから。できればそこから一歩も動かないで欲しいこわいから』

『だいじょーぶ。平和的解決だから』


 そして。

 えいや! ───と。

 ちょいと強めに、

 彼の股間を蹴り上げてみたり。


『──────────────』

『よし!これで成功は不可能になったわけだ!ほらほら空君だいじょ⋯⋯あれ。どうしたの。うずくまったりなんてして』

『⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯しゅ、死』

『⋯⋯⋯⋯。なんていうか、ごめん』


BADEND/NO.3ヤリスギチュウイ


───────────────

目次ガ面に戻り、

選択肢を選び直し直し直してて下さい。

下にスクロールすると、

選択肢④〖フリをして@3%<)る〗に続き

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