第2話 自己紹介

簡単に自己紹介をいたします


子供の頃からごく普通の学校時代を過ごし、どこにでもいるような元気で、少し恥ずかしがり屋、外で遊ぶことが多く宿題と漢字、暗記が嫌いな小学生でした。


中学、高校の頃のちょっとしたことから本人の知らないところで、霊感を持っているという、うわさが一部で流れていたのでした。


思春期ともなるとクラスの中に何組かグループが自然に出来上がってくるもので、私のクラスでも何組かのグループが出来ていたように思います。

不思議なことにグループが違うと話かけにくくなってくるような変な感情もわいてくるものの、同じグループでは無くても、気の合う人とは話が楽しく自分のグループではない子と仲良くなりました。


学校内で行動する時はグループで行動したりお弁当を一緒に食べたりするので、その気の合う子とはどうしても学校が終わってからの空いている日しか遊べませんでした。


ある時いつものように気の合う子と家で遊んでいるときに、私の事をしばらく見ている視線に気が付き、「なぜそんなに私の事を見るのか」と聞くと

「私の髪の毛が束になって空中を漂いピンと張ってバサッと落ちるのが見えた」と言いました。

その子は真面目な顔で言っているし私の事をぼーっと見ていたので私には見えなかったけれど(自分の髪の毛の事なので見えなかった)その時私が感じていたことを素直に話すことに決めました。

最初に髪の毛を触られているような感覚、あくまでもその時その子に指摘されるまでは感覚だけだと思っていましたが、実際持ち上がっていたとは、そしてそれが他人に見えるとは思っていませんでした、、

そしてその後はその子の説明通りの感覚が私の髪の毛に起きていました。

ツンと斜め後ろに引っ張られ頭が少しグラっとした感覚でした。


ある日グループの子と校内を二人で歩いている時、階段を降りきった瞬間私のスカートが自分の頭に近い位置まで持ち上がりめくれました。

学校の制服はハコヒダと呼ばれる形のスカートで当時は足首近くまでの長いものが流行っており意外と長めだったと思いますが自分の頭の近くまで持ち上がり一瞬のことだったのですが、後ろでいたずらしてめくった人もおらず、私だけが自分で勘違いしているのだと考え、何も言わず歩き続け隣にいたその子の「今、あなたのスカートが頭の近くまでめくれ上がったよね」の一言。勘違いではなかったのかと思いました。



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