私の彼氏は愛犬

雪見 白雪

第1話偶然

子犬の写真が送られて来た。

生意気な顔をしたミニチュアダックス


四万で引きとってくれる人いない?

ゲージ、エサ、オモチャ、水入れ、餌入れ

ペットシート付き!


あまり仲良く無い子からの連絡だったけど

生意気な顔が気に入ったので

4万で引きとった。

ミロと名前を付けた


犬の飼い方の本を買って。

悩んで、去勢する事ににした。

可愛いそうだけど。仕方ない。

病院を予約して入院させた。


一泊入院して家に来た。

ゲージにペットシートとベットを準備して

ゲージは開けっぱなしにして。

リードを長めにつけた。

私のベットの横にゲージを置いた

夜私が寝ようとすると

クゥーン、クゥーンと寂しそうに泣くので

痛いのか?と頭を撫でながら寝た。


リードを長くしておいたせいで

気がつくと私のベッドの中に居た

安心して寝ている。

傷口はガーゼに血が滲み痛そうだった。


病院のミロ用のお薬手帳みたいな物の

性別の所が、オスでもないメスでもない

見たことないマークになっていた。


明日は痛み止め飲ませてあげなくちゃ

大丈夫かな?

喉の奥までいれるんだよな?


噛まれるかな?

信頼関係だよな?


まだ飼ったばかりだけど大丈夫かな?

私はそんな事を考えていた

ミロ?痛かったね、ごめんね。

まだ小さいのに。


私は眠れなかっ

初めてのペット

手術

小さい小さいミロを

抱えていた。


ごめんね。

でもね、去勢した方がいいみたいなの。


早く良くなるといいね。


私は彼氏もいなければ


特別仲のいい友達がいる訳じゃない


憧れの結婚式場に就職したばかり

不安も一杯

でもこれからは帰ったらミロがいる


ペット可のアパートに引っ越したのも

本当は猫が飼いたかったから


だけどミロの写真を見て

生意気な顔が可愛くて、飼ってしまった。


きっとこれからは、ミロが居るから

淋しくない。

ミロにも淋しい思いをさせないようにしないと

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る