安心感もありつつ恥ずかしくない強さ

勘違いに加えて主人公の性格と実力も相まってなんの心配もなく読める作品です。
章も何話もかけてしょうもない人物心理や伏線を張るのではなく、気軽に流して幸せにしてくれるのでメンタルにも優しいなと思います。
わざわざ無理してるような描写もないし、嫉妬や因縁が長い伏線になるような要素もないためいつでも気軽に読めてちょうどいい。
王道の安定感から独自性を求め逸れ続けた結果、結局みんな同じような作風になってしまっているファンタジー系ネット小説たち。たまには負けない暗くないうざくない、安心感ある作品があるとほっこりできるなーと感じます。

あ、けど愚者って言葉に特別重みを感じて連呼されるのが苦痛な人とかには合わないかもしれませんが…