第11話 地球が滅びるまで半分をきった世界の状況

 地球が滅びるまで残り5日になった。日本では少しずつだが、東京に避難して来る人も出てきた。

 一方で、196カ国の避難用ロケットの開発を頼まれているアメリカ、NASA国際宇宙センターでは…


   〜NASA国際宇宙センター〜


「主任、量産態勢は整いましたが、間に合うかが怪しくなってきました。」

「そうだな。私もそのことを考えていたんだ。」

「間に合うという保証がありません。」

「私達に世界中の命がかかっているからな。」

「まぁ、できるだけ全力を尽くそう!」

「それはそうなんですが…ロケットを着陸させる惑星って目星付いてるんですか?」

「一応な、太陽系にある、“ゴゴリックdoralo”って言う惑星にしようと思う。」


(誰だよwそんな変な名前を惑星に付けた人は!!)


「ちなみに、その惑星の名前を付けたのは誰なんですか?」

「ん?それ聞いちゃうか?」

「だめでしたか?」

「いや、そんなことはない。この惑星の名前を付けたのは………私だ!」


(お前なんかい!w名前の付け方下手くそか!絶対子供の名前にナカスカとか変な名前付ける人じゃん)


「主任、関係ないですが、もし子供ができたら、どんな名前付けますか?」

「う〜ん、そうだなー、メリサッツかな?」


(やっぱり変な名前だった…)


「そ、そうですか…」

「ま、まぁそんな話は置いといて、ロケットの制作をなる早で進めてくれ。」

「わかりました!」

 果たして、NASAのロケット制作は間に合うのか!?


     〜日本、総理官邸〜


 地球が滅びるまで残り5日となった日本は、冒頭でも行ったように、少しずつ東京に避難してくる人が出てきた。そんな中、総理はというと…


「うぉーー!!さくたん可愛いよぉーー!」


 KKL57のライブでオタクを全力で発揮していた。

 そんな感じの総理を秘書は思う。今の日本の総理がこれで大丈夫なのだろうか?と…


       〜数日後〜


「え〜、では総理、今の東京に避難してきてる人割合はですね、2割となりました。」

「そうかい、このまま行けば2日前までには集まりそうだな。」

「はい。それと、東京駅周辺のホテルのことなんですが、1つだけだと、混雑するので、ホテルを5つに増やしてもよろしいでしょうか?」

「うむ、いいだろう。」

「はい。ありがとうございます。」

「…………」

「あの〜、さっきから気になっているですが…総理?何をやっておられるのですか?」

「ああ、これか?これはな私の好きなアニメのキャラのフィギュアを磨いているんだよ。」


(仕事中にやらないとだめなのかそれは!?)


「そ、そうですか。でも、仕事中はどうかと思うのですが……?」

「まあ、いいではないたか!」


(やっぱだめだ、コイツが総理とか、絶対にだめだ!)


 総理の好感度が13下がった…

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