テレビ生放送2

無事に楽曲の制作も終わり翌週の日曜日俺は再びテレビ局に来ていた


「こんにちわ~」


「あ、先週の方ですね~どうぞ!この前とスタジオは同じになります」


「分かりました!ありがとうございます!」


そうして俺は再びこの前の楽屋へ向かった


「あ!龍介!やっほー!久しぶり!」


「そんな久しぶりでもないけどな…よ!龍介元気にしてた?」


「海と彗星こん~元気だよ~彗星が起きてるなんて珍しいね」


「私だっていっつも寝てる訳じゃないんだよ?」


「大半が寝てるだろ…それにしてもいきなりだったのによくあんなクオリティの曲出来たな?」


「まぁ友達の妹ににコツを教えてもらって作ったら結構いいの出来たんだよね」


「友達って響雷さん?」


「なんで知ってるのって、さてはこの前の配信観てたな」


「正解!」


あぁ俺が友達少ないの世間に広まってるってなんか複雑だなぁ


「練習する余裕あったしさっき涼さんに聞いたけど向こうもバッチリだって言ってたから本番でお披露目するらしいよ、向こうもこんなにすぐできると思ってなかったって」


「その他に今日は何するんだ?今日はここにはVRゴーグル置いてないみたいだし…」


「今日は中継場所ここじゃないって言ってたよ、今日は音ゲースペシャルって言ってたからね」


「まさかテレビで音ゲーやるの!?」


「そうらしいよ~まねちゃんが言ってたからね~あと今日はライライブのカメラマンさんが私達の撮影するって言ってたよ」


そこに丁度ライライブの社長の霧島さんが来た


「よ!龍介君久しぶり!仕事お疲れさん!」


「霧島さんこんばんわ」


「海と彗星も元気そうで何よりだ!今日はライライブのカメラマンさんが居るから配信のノリで大丈夫だよ!それじゃぁ案内するからついてきて!」


「「「わかりました!」」」


そう言われて俺たちはこの前とは違うスタジオに案内された


「今回は音楽と音ゲーの紹介の企画でね多分龍介君のよく知ってる人も来ると思うよ~」


「よく知ってる人?」


誰だろう?よく知ってるっていったてそんな人駿太しか…ってまさか!


「すいません!少し遅れました、お!龍介!やっほー!」


やっぱり駿太しかいないよなぁ…


「なぜそんな残念そうな顔するんだよ!」


「いや、俺の知り合いって駿太とかしか居なかったなと思っただけだよ」


「やーいぼっち~!」


ん?友達でも言っちゃいけないことだってあるんだぞ?


「ま、待ってごめん!悪かった!だから投げ技しようとするのやめて!この床固いから!」


「じゃぁ最初っからやるなよ…次言ったら三角絞めするから覚悟しとけよ」


「ちょ!それやられたら俺でも死ぬぞ!?」


「しゃちょ~三角絞めってなに?」


「格闘技の首しめる技だったはずだよ?」


「なぜそれを出来るのかが不思議でたまらない」


なんか後ろの方から呆れた声が聞こえてくるけど気にしない


「じゃぁ皆揃ったところで今日の説明するよ!まず最初に龍介君の作ってくれた曲を歌ってから次の音ゲーの紹介して最後に駿太君と龍介君で演奏して終わりってゆう流れだね」


「りょうかーい!」


「詰まり僕は最初歌ってそのあとは適当に話してれば良いってことかな?」


「まぁ今回は涼さんたちとは中継で繋がるような感じだからそこはこの前とは違う感じかな?なんか質問ある人いる?」


「大丈夫です!」


「じゃぁこの後すぐにリハあるから頑張るんだよ~じゃ私はむこういってくるから~」


そうしてこの前とは違った空間でのテレビ放送が始まった


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「どうも~こんばんわ~今週もやって参りました司会の涼でございます今週も先週に続きましてVTuberの皆さんに来てもらってます!」


「こんばんわ~今すぐベッドにダイブしたい寝占スイだよ~」


「同期のボケに最近ついていけなくなりそうな魚崎湊です今週も宜しくお願いします」


「最近何故かぼっち説が流れはじめて困惑している如月常影です」


「先週に続きまして今日も同じメンバーでやらせていただきます!では早速なんですが常影さんが手掛けてくれた楽曲歌っちゃいたいと思います!いや~自分で言うのも何なんですけどまさかこの短い期間でこれ程の楽曲が出来るのかってゆうぐらいすごいです神」


「そ、そこまででも…」


そんなに言われるほどのものができたなら俺も嬉しい


「ではお聞きください不眠症Pさん作曲『常世の舞』です!なんと歌詞だけでもなくダンスまで手掛けてくれました~ミュージックスタート!」


そういった瞬間涼さんたちのいるスタジオが暗くなりスポットライトのようなものがメンバーを照らす


そんな凄いセットあったんだなぁ


涼さんからソロパートが始まって次々と他の人も歌っていく


最後に全員の合唱パートで幕を占める


「いや~やっぱり常影君の作る曲って何かこう!躍動感があって良いよね~」


「本当ですか!?やっぱり歌ってる人に誉めてもらうのって嬉しいですね」


「まぁ振り付けのダンス結構難しくて疲れたけどね」


優さんが結構息を切らしているけどそんなに動くようにはしてなかった筈だけど…


「優って普段から運動しないからそんなに疲れるんだよ、ライブとかではちゃんと体力持つのにね」


それはそれであまり理解できないんだが…


「まぁこの曲は今後オープニングで使うよ~不眠症Pさんのアカウントでボカロ版がこの後配信されるんだよね?」


「そうですね、ナサさんも張り切ってMV仕上げてくれたので良かったら聞いてみてくださいね~」


「相変わらずナサさんって常影君と仲良いよね~私も曲つくって絵描いて貰おっかな~」


「まずスイは楽器弾けないだろ…」


そんなこんなで曲の宣伝も終えて次の本日の内容へと入る


「本日のテーマは音ゲーと音楽!とゆうことで更なるゲスト登場!」


そのまま画面が俺達の方に移り変わり雷が落ちた後に駿太が登場する


「どうも~常影の友達のミュージシャン系VTuberの電脳響雷と申します~宜しく!」





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