天秤と水鏡
それは運ばれるもの?
それは宿るもの?
古びた天秤に掛けられる何かは
時には
己の両手に掛ける事も必要だ
明日が見える水鏡に
映るものは正しきことか?
それに納得出来ぬというなら
石を投げ入れ波紋を起こすか?
それとも
月を映して女神を呼ぶか?
神は全てを知っているという嘘を
知らぬと思っているのは神々達で
人はそれを承知で騙されている
昨日を見ても
何も変わらぬ事を知っている
神に、人に
騙し騙され今日を生きる
先を知り希望と絶望に侵されるのは
死より苦痛だと知っているから
水鏡に古びた天秤を沈めた
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