第2話 死者の行進
嘆きの丘から手が生える
土をひっくり返して
その日 死者達が蘇る
「俺達には生者に言いたい事がたんまりあるんだ」
あの世からの復活者達が行進して
町を目指し 人を目指す
楽器をならして BGMをつける者達がいて
見守り 見送る者達がいる
「そんなめでたいものじゃないさ」
「でも歓迎してくれる人もいるんだね」
普通なら禁忌とされる復活劇
顔をひそめる者達ばかり
それでも 喜ぶ物達もいて
何がなんだかわからない
「ストーリー」
一年に一度。
その村では、死者が復活する。
死者は生者にあらためて、別れを告げてもいい。
愛をささやいてもいい。
また、文句を言ってもいいだろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます