彼女が浮気してたと思ったら、悪い夢だった

クロスディアⅡ

第1話 幼馴染の彼女が浮気していたと思ったら…

第1話


俺の名は真月しんげつ 一馬かずま


俺には幼馴染であり、愛しい彼女である雨崎あめさき 蒼町あおまちが居る。


だが…


「ねぇ、もっとキスして?」

「おいおい、人が見てるぞ?」

「良いわよ、そんな有象無象…」


俺は彼女が俺とは別の男とキスしている所を目撃してしまった…


俺にはキスすら許してくれなかったのに…


ふざけるな!


アイツを問い詰めてやる!


そうして、俺は彼女を俺の部屋に呼び、問いただした。


すると、彼女は…


「一馬は優しいけど、優しいだけだよね!」

「私はもうちょっとリードされたかった!」

「積極的に接して欲しかった!」

「貴方が悪いのよ!」


とか、悪びれる所か、俺を責める言葉しか言わないのだ。


そこまで堕ちてたのか…


気持ち悪い…


…でも、そんな彼女も愛おしい。


俺はどうすれば良いのだろうか?


そうだ…


「殺せば良いんだ!」

「か、一馬!?」


おいおい、そんな不安そうな顔をするなよ。


直ぐに殺して愛してあげるからさ!


「やめ…助け……」


俺は彼女の首を絞める。


彼女がどんどん冷たくなっていくのが解る。


ああ、そんな顔も愛おしい…


彼女の命が切れると同時に、俺の意識も反転していった。


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あれ、夢?


俺は目を覚ました…


いつの間に寝てたんだ?


もしかして、アレ全部夢なの?


は、恥ずかしい…


酷い悪夢だし、何なのあの悪落ち!


厨ニにも程があるだろ!


そんな事を考えていると…


「あっ、起きたの一馬!」

「えっ、蒼町?」


何故か、蒼町も居る。


そして、彼女は俺の下半身を弄り…


「気持ちよくしてあげるからね!精一杯頑張るからね!だから、捨てないで!ね?」


と、まくし立ててくる。


馬鹿だなぁ、お前…


「俺がお前を捨てる訳ないだろ。」


何故、不安になったのかは解らないが、彼女はしたいようにさせてあげよう。


ああ、夢で良かった!


続く

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