前作があることで躊躇してしまいがちですが、この作品は前作を読んでいなくても単体で楽しめるように書かれているようです。そして文字数当たりの世界観が前作のおかげで広いんです。そのため魔法や道具類や防具、迷宮、国家間など色々な本来なら長々と説明を要するファンタジーの広範囲の要素がぎゅっと詰まっていて濃いと思います。キャラクターも男女両方、いろいろな子がでてきて個性的です。そういう「ファンタジー」っぽいファンタジーが好きな人には是非おすすめです。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(7文字)