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奏多は去年立候補者ゼロで、先生の指名で嫌々やらされていた学級委員長も今年は立候補でやってほしいと思っていた。
もし、他の人も立候補してきたら、全力で奏多を応援する。
去年作った、カースト上位の私の人間関係をもって女子が奏多側につかせてみせる。
でも、この手はあまり使いたくなかった。
なぜなら、これを使うことで私は奏が好きと、周りが悟ってしまう可能性があった。
周りはまだ私が奏多を好きだと知らないはず。
奏多に突っかかるのは、二人だけの時かLINEだけにしてるからだ。
ひとまず、教室に向かい早くから来ている女子たちに、今年もよろ~みたいな挨拶をしなければならないのだ。
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