第18話嫌がらせ

佐藤先輩は、リサちゃんに全く興味をなくしていた。

俺の話しを聞いて尚更だった。


リサちゃんは

また、トリプルに通うようになっていた。


めめちゃんから


   リサがすっかりライトに戻っちゃった

   付き合いで私もトリプルだよ

   リサ、リカの事相当嫌ってる。

   だって最近トリプルによくいるんだよ


こんなLINEとメメちゃんの、セクシー写真が貼付されていた。


最近俺のアパートに来ない訳だ。

女の子の免疫無い童貞の俺が

キャバ嬢、ホストと

いきなりハードすぎてついていけない。

だけど、リサちゃんが、ライトに会いに行き

お金を使う気持ちはわからないでもない


自分のアパートに梨花用のものを揃えてたのだから、会えないのに。



  ん?アパートに電気、梨花?

俺はウキウキでアパートに入った

  焦げ臭い、、、

梨花はドレスの格好のまま。ソファーに倒れ込むように寝ていた、

ソファーの横にレジ袋。

  ん?

レジ袋を開けてみた。

梨花がいつももっていると言っていたライトがくれたとゆう本が半分ほど焼け焦げねれていた、化粧ポーチも、薬のポーチも焦げて穴が空いていた

俺があげたPRADAの財布も黒く変形していて

梨花の手を見ると火傷をしていた


俺は火傷を見て急いで梨花を起こした。

梨花は

   また燃やされた。

   服はダメ

   カバンの中身は取ったけど

   カバンはダメだったー!と言った


よく見ると火傷はかなり酷かった

俺は急患に連れて行った

警察も来た。

fenixのオーナーであるライトの兄も来た

オーナーは俺に丁寧にお礼を言って

頭を抱えて

オーナーの様子はただ、スタッフが怪我を させられてた、レベルには見えない


  ライトには言わないでおいた方がいいな

と、つぶやいた、


オーナーは今夜梨花を見ていてもらえますか?と俺に頼んできた。

なにかあったら、オーナーに連絡します。


オーナーはお願いしますと言い

名刺を渡して来た、

俺も名刺を渡した。


梨花が病室から出て来た

両手は、包帯でグルグル巻きだった。

医者は俺に

彼女の手、火傷の後かなり残ります。

爪がちゃんもどるか?

その後のケアも相談に乗りますから

と、

彼氏とゆう程で話してくれたのだろう


梨花は笑いながら何も出来ないー!

クマのプーさんみたい、

と言った。


待て、お風呂も入れないぞ

無理だ、俺は梨花の身体を洗えない。

どうしよう。


アパートに連れて帰り

どうしようか悩んだ

色々してあげたいのに。

どうしたらいいかわからない。


梨花はお腹減ったよーと言い

前と同じパスタ買ってきて〜と言った


どんなわがままも聞いてあげる。

なんでもしてあげたい。


俺は選べるように三者類パスタを買い

チーズケーキも2つ買った。


食べせて〜!プーさん蜂蜜しかたべれない!


梨花は笑いながら言った


それが痛々しくて


俺は食べさせた。

緊張で汗をかいた


梨花は、無理しなくて大丈夫だよ!と言った

 俺は自分でも驚くほど大きな声で


  無理してないよ!!

と言った。


いつも笑う梨花なのに。

笑わなかった。


  鎮痛剤、飲ませてくれる?

  くっついた皮膚、切った所痛いの、と


もう。どう助けてあげたらいいんだ。

暗い雰囲気が漂った


ブーン、ブーン


  LINEだ

めめちゃんだ。


   リサがライトのカバンに

   ボイスレコーダー入れたんだって

   ヤバいよコレと


再生した、ライトの声だ。

俺は梨花にごめんトイレいくね!

と言ってトイレで再生をした


  リカ?薬いれは?

  カバン、、

  どれだけ飲んだか分かる?


  リカの鳴き声


  わかんないの、わかんなくなっちゃって

  いっぱい飲んだ

  ごめんね、ごめんね。


梨花の子供の様な声が聞こえる


  おいで、とライト声

シャワーの音

ドライヤーの音


  ライトごめんなさい。

梨花の声だ。

 優しい音楽が流れ


  また痩せた?とライトの声


 身体が冷たい。ライトの声

梨花?ライトが聞いてる

梨花の返事は無い


おやすみ、大丈夫、愛してる、

ライトの声。

ライトがキスをしている音


うーん。と、寝ぼけた梨花の声


梨花?

ライト?

2人の声、そして

2人の息遣いと、聞いた事のない梨花の

吐息と、あー、とゆう声

俺は再生を切った。


部屋には大怪我をしている梨花


トイレからでたら

梨花の火傷の事だけかんがえよう。

オーナーがライトに言わない方がいいと、

言っていた。


ライトが心配し過ぎるからだ。

俺はオーナーに頼まれた。

ちゃんとしなくちゃ。


だけど。


ライトと梨花の声が頭からはなれない。

オレは


切り替え梨花の所に戻った。


  コーヒーが飲めないの。

梨花が言う


俺は熱いよといいながら飲ませたけど

泣いてしまった。

コーヒーも飲めない梨花

嫉妬してる俺

俺は情けない。


   大丈夫だよ。

   佑月?

   私大丈夫だから

   心配しないで。と

俺は、そうだね。ごめん、ごめんと言って

笑って見せた。


梨花は俺にお風呂は無理そうだから

パジャマに着替えたいの

着替えさせてくれる?と


変に考えるな俺!

  ドレスじゃね?

  パジャマにしようか?

俺はドレスを脱がせた

白く綺麗な肌だった、細い


梨花は

ありがとうと言うと。

睡眠薬を指して

  一粒飲ませてと。

俺は飲ませた


今日はこの手じゃ間違えて飲み過ぎる事もない。


梨花はいつもと変わらずソファーで丸くなり

TVの話しをしていた。

火傷した事などなかったかのように。

そのうちうとうとして寝てしまった。


俺はベッドに運んだ。


コーヒーを淹れた、眠れなかった。


ブーンブーン、ん?電話

  もしもし、

  花井さんの電話でよろしいですか?


fenixのオーナーだった。


  あ、さっき梨花は寝ました

そういうと、

オーナーが

  佑月さん、ダイヤの、リサしってますか?



あ、はい知ってます、

   リカの荷物に火をつけた犯人

   ダイヤのリサでした。

   ライトの客です。

   だけど、なんかリサの話しが

   おかしくて。


俺はすぐ、めめがうかんだ。

   あ、あの、リサといつも一緒に

   めめって子がいます

俺はつたえた。


中学生の頃梨花がたくさんヤキを入れら事をおもいだした。


また、火傷か。

俺のせいな気がして、

苦しかった





  

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