第10話

私は本の虫とよく言われるほど、本が好きだ。

だから、図書室掃除なんて本好きの血がうずく。

「わあ、想像以上に広い、、、」

公民館の図書室は軽く超えるほどの広さがある。

こんなに大きな図書室がある家なんて羨ましくて仕方ない。

超が付くほどの名作から、少々マニアックな物までいろいろな

本があった。

「どれも面白そうだな」

ふと、一冊の本が目に入った。

題名は≪こころ≫

夏目漱石が書いたらしい。

「見たことないな」

今はバイト中という事も忘れて本に手を伸ばしてしまった。

一度本を読んでしまったら止まらなくなる自分の癖をちゃんと分かっていたのに、

我慢できなかった。

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